【安価コンマ】アンドロイド狩りの女アンドロイド・蘇りし英雄
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◆ra.jqt4ROA
[saga]
2025/03/22(土) 15:37:18.10 ID:QhVMZqVl0
(出し惜しんでいられない…!)
「これなら!」
意を決し、貴女は腰に下げたブレイブヒートソードを起動させる。
そうはさせまいと至近距離でショットガンが連射されるも、吹き出す異常な高温が銃弾全てを瞬時に蒸発させる。
「チッ」
面倒そうな代物に、バイクの距離が離れるが逆にそれこそが好機と貴女が握っているヒートソードの出力をさらに上げる。
ソードに纏っていた炎が火柱の如く切っ先から伸び、数倍以上に伸びた射程の剣を叩きつける。
「これ、でぇ!!」
イヴェンは瞬時にバイクを乗り捨て致命傷を免れる。そのバイク自体は火炎により一瞬で燃えカスと化し爆散すらしない。
かなり高速で走っていたが故、飛び降りたイヴェンは衝撃を殺し切れずゴロゴロと転がり、近くには遮蔽物もない。
前回の戦いで機動力なら自分に分があることを知っている貴女はそのままドリフトで旋回し、圧倒的な速度差で優位に立てると確信した。
確信してしまったのだ。勝利を確信した時、人は最も大きな隙を晒す。アンドロイドの世界でも例外ではない。
「!!?トラップ!?」
ドリフト走行していた貴女に幾重にもワイヤーが絡みつく。
意思を持ったように動くワイヤーは貴女の両腕を後ろ手に縛りつけ、胸や腰にも絡みつく。
どうして、どうしてただイヴェンが待ち構えているだけでと思ってしまったのだろう。
貴女は追いかけられていたのではない。誘い込まれていたのだ。
「あああぁぁっ!?」
そんな状態でコントールを失ったバイクの上に留まり続けることはできず、車体が倒れクラッシュし爆散すると、
貴女は思い切り振り落とされてしまう。
両手が使えず先程イヴェン以上にゴロゴロと荒野を転がるが、まだ致命傷ではない。
「ヤツはどこに…っ!?」
顔を上げ周囲を確認しようとした貴女の額に銃口が突きつけられる。
「…」
「…くそっ………!」
目の前には眉間に皺を寄せた処刑人、イヴェンが銃を構えている。
貴女は……敗北した。
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