【安価コンマ】アンドロイド狩りの女アンドロイド・蘇りし英雄2
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516: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2025/04/20(日) 16:27:14.63 ID:RcNNjl380
「………」

因縁に終止符を討ったが、貴女の心は晴れるどころか濁りを増す。

やり方は貴女と違い、大勢の人の命を奪ったが、全てが己が愛する人間とティエラの未来を守る為…

不器用に生きたアンドロイドの、報われない最後を想い、貴女は一筋の涙を流した。

「おやおやおや、まさかもうお終いですか?本当にガッカリですよイヴェンさん。教育した甲斐が無さ過ぎます」

「おい」

「はい?どうしました?」

「FATHERに伝えておけ。明日がお前の命日だとな」

「……それは些か笑えないジョークですね」

「どうした?お前に逃げる時間を与えてやろうと言ってるんだ。早く消えろ」

「面白い強がりをするお方だ。ですが愉しみが増えたとFATHERには伝えておきましょう。ではこれで」

ハイマンの姿が消えた。何かしらのワープ装置を持っていたようだ。

「イヴェンさん!」

物陰に隠れていたティエラが走り寄る。フィリスも傍に来た。

「イヴェンさん………!助けられなくて、ごめんなさい…!」

ティエラは大粒の涙を流し、イヴェンの亡骸に抱き着いた。

一度は犯された相手だが、ティエラにとって大切な人であることに変わりない。

その死を悼み、悲しみに暮れている。

フィリスはどう声をかけたものかと、伸ばしかけた手をひっこめた。

貴女はフィリスの頭を撫で回す。

「准尉!殺ったのか!?暴れていた化物を始末したんだな!さ、流石はアルカナ・オリジンだ!やはり本部の防衛は貴女方に――」

「ロベルタ…お願い」

「分かった」

貴女はしゃがみ込み、イヴェンの亡骸を抱きかかえ上げる。

「ま、待て!何をする気だ!そのアンドロイドを持ち去るつもりか!?そいつは我が基地を――」

「どけ」

「なっ……!?」

「…」

貴女の眼光に怯み、駆け付けた重役やサイボーグ兵たちは、おずおずと後退り道を開ける。

中には貴女たちを犯した者が何人もいたが、最早貴女たちの眼中には入らない。



本部から遠く離れた森の静かな場所に、穴を掘りイヴェンを埋葬する。

「どうか、安らかに……」

貴女の精製能力で作った墓標に向け3人で祈る。

アンドロイドに死後の世界があるかは分からないが、事実などより祈ることが大事な意味を持つ。



「イヴェンは無駄死になんかじゃない。死に際、これを託してくれた」

「これって……!」


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