【安価コンマ】アンドロイド狩りの女アンドロイド・蘇りし英雄2
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852: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2025/05/06(火) 10:17:20.16 ID:Ww0/xQrV0
「駄目だ。納得できない」

「お願いイヴェン…理解って」

「駄目だ…!」

「俺からも頼む。この通りだ」

リヴィエラと彼女の夫がイヴェンに頭を下げる。だが彼は断固として断り続けた。

近く始まる大攻勢の情報をキャッチした。この基地の規模では1日と耐え切れまい。

しかしここが守りの要であることもまた事実。素通りさせればレジスタンスの中枢戦力が壊滅しかねない。

「頼むイヴェン…。もう時間が無いんだ」

「貴方にしか頼めないの」

「駄目だ…俺にはできない…!」

掌を突き抜けそうなほどに硬く拳を握り、背を向けたイヴェンは静かに憤る。

「俺にお前たちを殺せる訳がない…!」

裏切り者のフリをしてFATHERに潜り込む…そのために仲間やリヴィエラたちを皆殺しにして、

本当に裏切り者であることを証明せねばならぬという策を、とても承服できずにいる。

「そんなことをするぐらいなら、俺お前達と共に戦って死ぬ…!」

仲間のアンドロイドも、リヴィエラも、イヴェン以外の誰もがこの作戦を了承済みだ。

基地周辺は既に包囲網が敷かれ、逃げる事も反抗して勝つこともできない。

「イヴェン…」

リヴィエラの夫が辛そうにイヴェンの顔を真っすぐ見つめる。彼との関係は良好で、親友と言っても差し支えない間柄だ。

「子ども達を逃がすにはそうするしかないの…お願い、イヴェン」

「…!」

美しい金と銀のオッドアイに見つめられると、イヴェンはいつも断れない。

だが今回ばかりは…従う訳にいかなかった。

「悪い……少し考えさせてくれ」

「イヴェン!」

リヴィエラから逃げるように、イヴェンは部屋を出た。


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