【安価コンマ】アンドロイド狩りの女アンドロイド・蘇りし英雄2
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◆ra.jqt4ROA
[saga]
2025/05/06(火) 10:17:20.16 ID:Ww0/xQrV0
「駄目だ。納得できない」
「お願いイヴェン…理解って」
「駄目だ…!」
「俺からも頼む。この通りだ」
リヴィエラと彼女の夫がイヴェンに頭を下げる。だが彼は断固として断り続けた。
近く始まる大攻勢の情報をキャッチした。この基地の規模では1日と耐え切れまい。
しかしここが守りの要であることもまた事実。素通りさせればレジスタンスの中枢戦力が壊滅しかねない。
「頼むイヴェン…。もう時間が無いんだ」
「貴方にしか頼めないの」
「駄目だ…俺にはできない…!」
掌を突き抜けそうなほどに硬く拳を握り、背を向けたイヴェンは静かに憤る。
「俺にお前たちを殺せる訳がない…!」
裏切り者のフリをしてFATHERに潜り込む…そのために仲間やリヴィエラたちを皆殺しにして、
本当に裏切り者であることを証明せねばならぬという策を、とても承服できずにいる。
「そんなことをするぐらいなら、俺お前達と共に戦って死ぬ…!」
仲間のアンドロイドも、リヴィエラも、イヴェン以外の誰もがこの作戦を了承済みだ。
基地周辺は既に包囲網が敷かれ、逃げる事も反抗して勝つこともできない。
「イヴェン…」
リヴィエラの夫が辛そうにイヴェンの顔を真っすぐ見つめる。彼との関係は良好で、親友と言っても差し支えない間柄だ。
「子ども達を逃がすにはそうするしかないの…お願い、イヴェン」
「…!」
美しい金と銀のオッドアイに見つめられると、イヴェンはいつも断れない。
だが今回ばかりは…従う訳にいかなかった。
「悪い……少し考えさせてくれ」
「イヴェン!」
リヴィエラから逃げるように、イヴェンは部屋を出た。
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