136: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/04/28(月) 00:40:50.69 ID:MsCsWam30
アンドロス「デュラン様は名誉の死を遂げたと聞いている。人間と魔族で戦争状態な以上我々は分かり合うことはできぬが、尊厳を汚す闘いは好まぬ。もっとも俺のような考えは魔王軍では少数派だがな」
ミルカ「女を斬ることを拒むような武士道ヤローが魔王軍の幹部なんてねぇ」
ミーニャ「拘れるだけの実力があるということ、リザードマンにしては魔力も感じるし、何か奥の手を隠してるね」
アンドロス「ふ、買い被りだ。俺はこの双剣で斬るのみ。どうする、勇者と魔王軍。やることは1つか」
アンドロスから油断ならない闘気が発せられた。
ミーニャ「アバライス。アンドロスって知ってる?」
アバライス『ここここ、声かけるなよ〜〜〜〜っ!末端の俺でも知ってるくらい普通に幹部だよ〜〜!』
ミルカ「……ま、今回はそっちが退くならこっちも下がりましょ、あの貴族達を無事に送り届けるのがメインだしね」
ミーニャ「うん。依頼を受けたミルカがそれでいいなら。このアンドロスはおとーさんと闘ってたときからどこか涼やか」
アンドロス「戦場では容赦してくれるなよ」
ミルカ「こっちの台詞だわ!」
バシュッ
アンドロスが崖に飛び込み姿を眩ます。ようやく平穏が訪れ、貴族の少年がミルカに抱きついた。ミルカは頭を撫でながらリザードマンの亡骸を一瞥する。
ミルカ「片付けてる暇はないわね」
ミーニャ「血の臭いに誘き寄せられる魔物達が厄介だから早く進むべき。僕も巨大な風属性魔石を運ばなくちゃいけないし、のんびりしていられない」
ミルカ「え、風属性の魔石?うちに放置されてるわそれ、邪魔だから持って行ってほしいんだけど」
ミルカが言っているのは先程のディオス抹殺のために密入国してきた飛空艇に設置されていたバランスボール大の風属性魔石のことだ。ディオスに元パーティリーダーが殺され、船も墜落したためパクったものだが、用途が見つからず屋敷の地下に眠らせていた。
ミーニャ「……………………もっと早く言えば良かった。ミルカのバカ」
ミルカ「はははは!旅行に予定変更しなさい」
1002Res/900.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20