368: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/13(火) 17:45:28.80 ID:QlH2WvMYO
轟音を立てて汽車が崖を転落していく。レンや心得のある冒険者は風魔法の初歩エアウォークで脱出し、近くにいた乗務員を抱えて着地する。
「あ、ありがとうございます」
レン「いえいえ。でも何人かは助からなかったわ」
風魔法が使えない冒険者も基本脱出を果たし、線路の上か、崖の近くに着地していた。犠牲になったのは乗務員二、三人。
レンの隣には責任者の冒険者。苦い表情でこちらへ向かうゼノンwithリザードマン分隊を見つめる。
「く。そうか、やつら全員爬虫類系魔物。霊剣を奪うために」
レン「おじさんも無事だったのね。ミルカは…見えないけど死ぬわけないし。どこだろ」
「いてて、ヤロー……やるしかねえか!」
「非戦闘員は隠れてなよ」
汽車という足は炎に包まれひしゃげてしまっている。確かに迎え撃つ以外にはない。エメラは崖を滑り降りながら霊剣の安否を心配した。
エメラ「あの燃える車両から霊剣を救出しなくても良いのですか」
「霊剣は私が持ち出した。奴らには黙っておいてくれ」
責任者は懐に長い包みが隠しているのを見せた。これが奪われれば今回のミッションは失敗だ。
レン「それにしてもあの親玉っぽいチビ、洒落にならないわ」
エメラ「はい。ソロモン72柱以上の圧を感じますね」
ゼノン「ーーーっ!」
ゼノンは様子見などあり得ないという様子で冒険者に突っ込んでくる。人間に舐められた怒りで精神的に余裕のない姿に、レンは希望を見た。
レン「やるしかないわ、エメラ」
エメラ「神の名の元に殲滅します」
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