372: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/13(火) 21:33:27.72 ID:gB0Q3mnzO
なんか順調に道なりな展開をしている気がする😏
☆☆☆
ミルカは道場の看板に掲げられている紋章を見る。簡易的なリザードマンの横顔にクロスされた双剣のエンブレム。恐らくこれがアンドロスの流派の象徴。
ミルカ「んで、ここは…。空が薄暗いし、人間領では見たことがない植物が繁ってる。魔族領?」
アンドロス「正確には魔族領にある俺の訓練所を模した異空間。なのでその道場に取り付けられている扉は開かんし、植物をかき分けて進んでもこの場所へ戻ってくるループ構造になっている」
ミルカ「へえー」
ミルカとアンドロスは大仰な道場と繋がっている庭と、それらを囲うように生い繁る植物のみの空間にいた。これぞアンドロスの唯一使える魔法の効力。
ミルカ「異空間魔法って自分に有利な状況を作るやつじゃないの」
ミルカは警戒するが、あまりにも静かで作為は感じられない。
ミルカ「よく分からないけど、お前をボコって出るしかないみたいね」
アンドロス「確かに俺を殺せばこの空間は消える。ただしここでは魔法は使えん。貴様の淫の魔力で身体能力を爆発的に高める法は封じられている」
そう言われ、確かにミルカはバーサーカー状態になれないことを確認した。しかし自分は元々魔法には依存していないバトルマスター。致命傷にはならない。
ミルカ「使う相手間違えてんじゃないの!カミラでも巻き込めば確殺できたのに」
ミルカが腰を落として構える。確かに魔法使いがこの空間に囚われれば剣の達人であるアンドロスには絶対に勝てない。なので魔法使いはそもそも発動を許さないという戦略になるが、魔法に疎いミルカは容易く囚われてしまっていた。
アンドロス「俺がこの魔法を覚えたのは弱体化した敵をなぶるためではない。雌雄を決すべき敵と何者にも邪魔をされずに技を交えるためだ」
歴戦の古傷を全身に刻んだリザードマンが鼻を鳴らし、双剣を構えた。地の利は慣れ親しんだ彼にある。
アンドロス「勇者パーティのバトルマスター。相手にとって不足なし!」
ミルカ「やってみなよ!」
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