377: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/05/13(火) 22:41:09.40 ID:0JIoID1yO
うーむ互角😊 いや迷いがあったのかぁ!🍓
ズズズ
2人はジリジリと近付く。間合いは当然剣を持つアンドロスが勝っているが、ミルカの爆発的な縮地法ならば瞬時に距離を詰められる。結局のところお互いに次の一手に命の保証はなかった。
ミルカ「すー…」
アンドロス「…」
ミルカ「おっと。この辺が余裕こいてられるギリギリかしら。一足一刀の間合いってやつ?」
ミルカのにじり寄りが止まる。2人の距離は2mほどで、アンドロスを待つ構えだ。
アンドロス「その通り、これより先我らの判断次第で首が飛ぶ」
車両の屋根で闘っていた時のように常にバランスが崩れ、横槍が入りかねない状態とは違う。自分の命を脅かすのは目の前の相手のみとなれば、読み合いの濃度のレベルが違う。
アンドロス「貴様が待つというならば俺から飛び込んでやろう、この死の結界に」
ミルカが構えたまま親指で中指の第二関節に圧をかけ、音をならす。挑発しているのだ。
ミルカ「ちょっと待った。アンタさ、前から思ってたけど魔王軍向いて無くない?魔物領にだって魔王軍に属さない在野の強者なんていくらでもいるんでしょ」
アンドロス「…」
ミルカ「基本子供を笑って踏みにじる魔王軍にいて何が楽しいわけ。どうせそういうのも感情押し殺して眺めてるんでしょ、生きづらくない?」
アンドロス「俺に寝返れとでも言うのか」
ミルカ「別にそこまでは言わないけど、忠義や騎士道?武士道?を発揮するのに魔王軍は最悪の現場って話。てかさ、アンタ人間にも変身できたじゃん。じゃあ本当に寝返れば良いんじゃない」
アンドロス「ふっ。ありがたい話だが俺は魔王軍に忠誠は誓っていない。俺の主はゼノン様のみ」
今のゼノンがどれ程悪逆で非道な行為を行おうと、500年前の惨劇と、自分の服に抱きつき復讐への強い意志を示した幼きゼノンの姿がアンドロスの忠誠を揺るぎないものにしていた。
アンドロス(気がかりなのはお嬢様。現場には居られなかったが………って)
アンドロス「生死!」
ミルカ「はーっ!」
雑念を振り払ったアンドロスが剣を振るった。
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