877: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/17(火) 04:15:39.61 ID:Kwzb9xsBO
安価ありがとうございます😊登場済みのフィアはベンチを温めてもらおう そしてなんという個性派揃い😆アメリアは異教徒とも仲良くやれるタイプで良かった🐧
魔王城とは距離の離れた地下にゼノンの隠れ家がある。他の殆どの魔王軍が存在を知らないその場所は爬虫類系の魔物達のみ出入り可能で、差別主義者のゼノンにとっては心落ち着く空間だった。
そしてゼノンは人間達から奪った龍人族殺しの剣を握りながら、その隠れ家を闊歩する。その後ろには迷彩柄の戦闘服を着込んだ豊満な体型の女が続く。腰まで伸びたエメラよりも暗めの黄緑色のロングヘアーに、苛烈な性格を反映したような無機質な視線。一見人間だが、ゼノンが殺さないということはアンドロスと同じく変身しているということ。
ゼノン「イズナ、アンドロスの腕輪が反応したって本当かよ」
イズナ「はい。奴の腕輪は我輩が魔力で作ったアイテム。機能をオンにすれば我輩が持つタブレットに居場所が映し出されます故」
イズナという名前のその魔物はアンドロスがいない今唯一のゼノンの側近。700歳を超えるカメレオンマンという魔物で、正体は巨大なカメレオンである。マグナスとも助手の関係があった彼女は独自の通信魔法を編み出していた。手のひらに魔力を込めればそこから手のひらサイズのタブレットが出現する。
汽車を襲った際ゼノンはイズナからこのタブレットを借りてアンドロスと連携をとっていたが、今、奴が自分の居場所を教えるのは自殺行為も良いところ。タブレットを眺めながらゼノンは訝しんだ。
ゼノン「あの野郎なに考えてやがる。命差し出そうってのか。反応してるのは魔物領と人間領の境目じゃねえか」
イズナ「奴の性格からして、命を差し出すならば既に自害しているはず。臭いですな」
ゼノン「まあいい。奴が死なねえと俺は自由に人間も殺せねえんだ。誘いにのってやろうじゃねえか」
イズナ「御意。ですが2日はかかります、ベルゼブブにバレずに動くことは不可能でしょう。いずれゼノン殿が魔王軍を掌握する時まで奴らとの関係を乱すわけにはいきません」
ゼノン「ちっ。部下に報告はさせるか」
イズナ「奴から適当な戦力を派遣させます。どうせアンドロスは人間と手を組み待ち構えております。事が済めば殺してしまい、奴には戦死という形で報告してしまえば同胞の戦力を消費することもありません。万が一バハムート号のことがバレた場合でも、秘密が守られます」
イズナは主であるゼノンに唯一意見を言える。アンドロスも進言という形で提案はするが最終決定権はゼノンに委ねていたが、彼女はそれ以上にグイグイ行ける。そしてそれが許されていた、長い付き合いの賜物である。
イズナ「そして…お嬢様も殺してしまってよいのですねゼノン殿」
ゼノン「良いぜ。妹の名を与えたのも間違いだった失敗作だ」
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