939: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/06/20(金) 01:24:52.91 ID:cy6PesmXO
マリア「はーーーー……はーーーー」
アメリアは焦らずマリアの選択を待つ。全てはこのための布石だった。魔法攻撃は仕掛けず、痛みを思い出させるための殴打も急所を外した。
アメリア「…」
親友を救うため、彼女自身の選択で戦意を失わさせなくてはならない。アメリアはマリアを待った。聖女として肥大化した自分を利用することも厭わない。どんな手を使っても悪魔から救い出したかった。
マリア「……はあ。はあ、すん、すんすん。んれ……れろ……!」
マリアは手についた自分の血の臭いを嗅ぎ、舐める。血の味と臭いで過去の行為を鮮明に思い返し、闘いを続行するためだ。
マリア「……はあ、はあ」
マリア「……〜〜〜〜っ……!」
マリア「アメリアさん……わ、私をどうか殺して」
二十歳を超えた狂人が少女のような顔で哀願し、アメリアの掌の聖水に触れた。ビクッ!と一度痙攣したマリアは崩れ落ちる。全身の闇の魔力は消し飛んだ。
アメリア「マリアちゃん」
シアの聖属性ホーリーソードが鉄格子を破壊する。レンとシア、ルノを蝶が連れてきたのだ。
シア「な、なにここ!?うわ、アメリア大丈夫っ目が!」
ルノ「う、うわ……なんて臭い」
レン「アメリア〜〜っ!って、それマリアちゃん?何があったのよ」
アメリア「みんな〜〜っ。あとで説明するわねぇ。少しの間祈らせて」
1002Res/900.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20