717: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/08(金) 18:55:02.53 ID:oCGpnQRh0
ニケナが取り出したのは蝿型の悪趣味な爆弾。ツバキの黒装束に刻まれていた紋章も蝿で、これはベルゼブブ一派の特徴といえた。
ウルシ「爆薬。ならばこちらは……!」
ウルシが発動しようとしているのは強力な水魔法。龍を象った奔流で蝿爆弾を自分の側へ近寄らせない作戦だ。強力な爆薬であることは察せられたので出し惜しみしている場合ではない。
ウルシ「むううん……!」
しかしウルシの視界の先には連れのゴブリン。闘いの邪魔にならないよう、そして我が身を守るため違法マジックアイテムショップの商品棚の下で踞っていた。
ウルシ「〜!」
水属性魔法をぶち当てれば粉々になる。完全に敵のゴブリンならばいざ知らず、あのゴブリンは数ヶ月ほど行動を共にしている。慈愛の勇者の異名をとるウルシのメンタルに巻き添えにする選択は不可能だった。
ウルシ「あっしも甘ぇ〜!」
ブブブブブ
ニケナの放った蝿爆弾は不快なで羽ばたきながらウルシに迫る。既に射程距離内!
ニケナ「ふひひ。着弾〜〜!」
ズゴバァーーーーーンッ!!
ウルシ「げっふぁ……!」
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