744: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/09(土) 05:39:27.28 ID:ccY/gpn/O
魔王軍三体を討伐したアップル王国の勇者の話は広まっており、レン達は勇者の中でも特別な存在。勇者達にとっても手合わせしたい相手ではあるが、始めに声をかけてきたのは大柄な偉丈夫。
「アップル王国の勇者とお見受けする!」
レン「いかにもよ!」
「俺は剛力の勇者の異名を持つ!凄まじいパワーを持つと噂の紅蓮の女勇者と力比べが所望なんだが……絶対アンタだな!」
3人を一瞥した剛力の勇者がリラと向き合う。体格、紅蓮の女勇者という異名と髪色。そりゃそうだという感じだ。
リラ「へへへ良いぜ〜闘ろうぜ兄ちゃん」
リラが剛力の勇者と共に歩いていくのを見送ったレンとシトリーは一人のニューフェイスを見つめていた。
レン「あの子大分若いけどメチャクチャ強いわ。知ってる?」
シトリー「去年はいなかった。恐らく今年になって勇者となった子だろう。確かにあれは凄い」
2人が見ているのは155cmほどのレンほどではないが小柄なAカップの少女。明るい栗色のショートカットを揺らしながら訓練用の木刀で3人の勇者を制圧していた。
ソリラ「オラーーーッ!」
「ぐはっ」「うおっ!」「きゃっ!」
右頬に傷がある彼女の名前はソリラ。アップル王国からドラゴンタクシーで一週間ほどの位置に存在する国の新勇者で、剣の勇者の異名をとっているニューホープだ。剣を武器にする勇者・冒険者は当然多い。その中において、この世界での成人になったばかりの17歳の彼女が剣の勇者という異名を得ているだけの理由がその実戦訓練には現れていた。
「つ、つええ」
「これが噂の剣の勇者ね…」
ソリラ「うおっしゃあ!ありがとうございました!」
ソリラは木刀の打撃を受け跪いた3人の勇者に向けて頭を下げた。リラと同じく魔法が使えない彼女は剣のみで成り上がった経歴を持つ。格闘職の頂点がバトルマスターならば剣士職の頂点は剣聖。ソリラは最年少でその称号を得たまさに麒麟児だ。
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