ハーレム勇者のTSもの4【安価コンマ】
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894: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2025/08/23(土) 15:35:38.27 ID:1wdkBCy7O
ピリカ「せめてもの慈悲。至高の突き技で死んで、師匠とあの世で傷を舐め合え」
再び両手を合わせ、爆発的ダッシュで私に突っ込んでくる。狙いは喉か。
バシッ!
堕ちた姉弟子の目が見開く。白刃取りの要領で至高の突き技とやらを止めてやった!
ピリカ「な、ありえん」
ミルカ「ふう……ふう。怒りと奥義で点穴は素早く解けるのよ、師匠がくれたマージンのお陰ね」
こいつがあり得ないと言うのも頷ける。通常点穴の麻痺だけで必中な上、突きに漲る闘気を纏っていた。こちらも闘気を込めた手で防ごうとしても弾き飛ばされ、被弾は免れない。そもそもが高速の一撃なのだ。十重二十重の保険をかけて、ピリカは勝利を確信していただろう。
ぐぐぐ
ピリカ(挟まれた手が全然動かねえ…)
ミルカ「柔拳で闘気を受け流せる私でなければ終わっていたわ。そして」
姉弟子を睨む私はどんな面をしていただろう。目尻に感じる水滴から情けないものであることは間違いない。
ミルカ「故郷に仇なし、師匠を殺して得意になって見せる技かこの程度なんて、笑えねーよピリ姉」
ピリカ「!……ぬああああ」
必死こいて私の喉を貫こうと力を込めるピリカ。私はその顎をカンフーシューズに包まれた爪先で蹴りあげた。
ドゴッ!
ピリカ「ごはっ」
無惨に尻餅をついたが、流石は元姉弟子。すぐさまウィンドミル的身体操作で立ち上がった。その口からは出血している。
ピリカ「はあ、はあ、はあ」
ミルカ「私の成長を存分に感じて死ね」
もう揺さぶりにはかからない。姉弟子に私の技の全てを披露する。しかし奴はあろうことか後退りし、逃走した。
ピリカ「あわぁあっ」
ミルカ「は、嘘でしょ」
ざざざっ
記憶の凛々しいピリ姉の姿に亀裂が走った。歯がカチカチ震えるのを止めることができない。ジェンだって最期は逃げなかった。鬱陶しい涙を拭い、全力で追いかけ始める。
ミルカ「待てっ……!」
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