63:名無しNIPPER[saga]
2025/07/07(月) 14:49:33.90 ID:L/cJ6cUz0
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サナ「はーらーいーたーまーえー、きーよーめーたーまーえー」
サナは出張先で、部屋の中を歩き回りつつ、呪文を唱える儀式を行っていた。
この儀式に一切の意味はない、その場思い付きの適当な物だ。
最近、一応の独自の型がまとまって来た。
サナ以外のその場にいる全員が目隠しをしている。
サナ「うんたらー、かんたらー、どうだかー、こうだかー」
依頼主である女性の後ろに、おどろおどろしい人影がニヤついてるのが見える。
「お前のお祓いなんて聞いてないぞ」と言っているようだ。
サナ「……」チラッ
サナは、怪異を除くその場にいる全員が目隠しを外したりしていない事を確認する。
そうして、ゆっくりと怪異に近づくと、
サナ「んぁ」グバァッ
サナはその大口を開ける。
怪異が驚く顔をするが、もう逃げられない。
ブチンッ
サナ「……んむ……んむ……ごくんっ……ぷはっ……♪ ……祓いたまえ清めたまえ祓いたまえ清めたまえチョアーーーーーッ!!!!!」
そうして、サナのお祓いは終了する。
レビューにも「腕は確かだが、終わり方が適当な気がするので不安になる」「腕は確かなのだが、お金を多くもらうために実際よりも長めにしているのでは?」と良く書かれる。
依頼者の女性はとても気分が良くなったようで、お礼として元の値段以上のお金をくれた。
サナ「ではお邪魔しましたー。また何かあったら言ってくださーい」
サナが帰ろうとしたその時。
グラッ
サナ「あれっ」
ドタンッ
依頼者「ど、どうしました除霊師様!? まさか、悪霊が……!!!」
サナ「ぁあ、だいじょぶだいじょぶ……ちょっと、フラついただけ。貧血かな……?」
そんなわけない、死んでいるのに……?
依頼主の家を出た後、ある1つの結論に気づいた。
サナ「も……もしかして……もしか、して……?」
震える手でお腹をさすってみると、涙が溢れ出る。
サナ「もし、かして…………♡」
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