525: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2025/12/30(火) 02:21:05.54 ID:hRnF5QAW0
今回の後日談。
アリス「――と、言うわけであたしと勇者様のお力で見事サキュバスの女王を収監できたのでした〜!ぱちぱち〜……!」
……ぱちぱち〜?
そう言われるが、正直あまり記憶がない。なんだかとても気持ちが良い体験をした記憶はあるが……それだけだった。
アリス「地下牢でなんだかいい暮らししてるみたいだけど、それはそれ!もう勇者様は関わっちゃだめだからね?次関わったら……あたしが先に洗脳してずーっとあたしの勇者様にしてあげるからね?」
あ、あはは……。
なんだか怖いことを言うなぁ、と笑う勇者。これが冗談ではなく本気だということに気づけていない。何とも鈍感な勇者だった。
アリス(……あたしの勇者様があんなポっとでの……はぁ。あたしにもっとおっぱいがあったらなぁ……お尻ももっと……)
そして、自分の身体の成長に、そうやって思いを馳せるアリスだった……。
女王「……ここでの暮らしも悪くないわね」
地下牢に囚われた女王。厳重に厳重に監視は続けているが――どうしてもそれには穴がある。事実、彼女は看守たちをいともたやすく手名付け、様々なものを用意させていた。
――暫くはここで休憩させてもらいましょう。最近は色々と忙しいことがあって疲れた……と、心の中でつぶやく。
女王「それにしても」
まさか私の魅了があんな簡単に……アリスもあるが、それよりも勇者だ。あんなにも簡単に負ける――いや、私から逃げ出せる男がいるとは知らなかった。
いつかまた会いたい、そしてあの時の真意を聞きたいと、ぼんやり考える。
女王「……あとあの魔法使いね。ふふ、見事に負けたわ……はあ、いつかコテンパンにしてあげようかしら」
ここ何年も負けてこなかった女王のプライドを傷つけた魔法使い、彼女の事も忘れることはできないだろう。
――地下牢にはとてもとても恐ろしいサキュバスの女王がいるという、そしてそれを捕らえたのは勇者であると。号外は世界中に知らされていった……。
944Res/474.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20