576: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/01/14(水) 01:58:57.19 ID:f/Hgry3B0
クソガキが言うには間違いなくこいつらは地下空間の住民らしい。今沈んだ奴らだけじゃない。氷の中にも、床から突き出した氷の十字架の中にも魔族が埋められている。
ミルカ「黒い手って魔法か何か?」
ツバキ「知らねっ。転移魔法の変形型…?」
ツバキ「と、とと兎に角拙者はこんなところさっさと抜ける……!」
駆け出すクソガキ。転移魔法だとしてもこの身体の状況は説明がつかないわ。
私も後を追おうとした時。凄まじい殺気を丘の上に感じた。なんだあいつ………。
ベリアル「おいおい〜まだ氷に沈んでないやつがいるのか。寒ぃし勘弁してくれよ」
6枚の大袈裟な翼を生やした男。ゼノンに匹敵する力を感じる。クソガキも気付いたようだ。
ツバキ「あ……!あいつなんだっけ〜…………最近帰ってきたとか言う……」
ミルカ「魔王軍か?」
ツバキ「そう。えーーーーと……ベリアル!魔王の子供」
魔王の子供だと!通りで小憎たらしい顔してる訳だわ。
ベリアル「ほらこれで沈めよ。飽きたよ」
ベリアルが手をかざすと氷の地面から黒い手が複数生えてくる。これがツバキの言ってた手か!私達の身体をつかみ、氷に引きずり込もうとしてきやがる!
ズズズ
ツバキ「やめっ!やめろ!ボケ!拙者は魔王軍だぞー!」
ベリアル「魔王軍なら快く礎になれよ」
反射的に懐の七星剣を抜く!親しい貴族家に伝わる魔避けの霊剣で腕を切り裂いてやった!
ザクッ!ザシュ!
ベリアル「なに」
ミルカ「おらそっちも!動くなよ!」
ズバッ!
ツバキの周りの手も切り裂く!刀身に刻まれた北斗七星の1つが淡く輝いた。なんだこれ、魔除けに回数制限でもあるのかしら。
ツバキ「お、お前……っ……」
ミルカ「こらボケ!降りてきなさい!」
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