692: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/01/29(木) 00:41:38.30 ID:Pee7oeBw0
なんかベルゼブブガールズ生き残りそうじゃないの〜💀💀💀💀💀
ヒュンヒュンと軽いステップでリオンから距離を取るシトリー。彼女としては自分の得意な位置に移動しただけだが、魔族との戦いを数百万年続けてきたリオンにとっては予想外の行動。
リオン(バランスを崩すほどのダメージを負った私に対して追撃してこないとは。魔族ならば苦手な距離でもつい攻めてしまう場面…人間はやりにくい)
それでも呼吸を整えることはできる。全身の痛みを堪え、背後のシトリーと向き合う。
ふーーーっという2人の呼吸がシンクロした。リオンは自分がここまで追い詰められるのは何百年ぶりか思い出せない。油断はしていなかったがやはり勇者は強敵だと再認識する。だが彼女にとって人間など邪魔な存在に過ぎないことに変わりはない。
シトリー(もう少しだ。問題は剣無しでどう攻めるか)
リオンが兜の隙間からシトリ−を見る。集中は途切れさせず、とある思考が脳裏を流れていた。
リオン(……なぜ私は人間の勇者と闘っている…………魔王軍の為だ……そして今の魔王軍のトップはルシファーだ)
リオン(私は神の従僕だったルシファーと主様の闘いを見た。確かに主様とルシファーは心を通じあわせたのだろう……あの勝負はほぼ相討ち。いや、僅かにルシファーが上回った……比類無き強さの主様初めての敗北。そして神々への反抗という共通目的……主様はルシファーにならば任せられると考えた。自らは補佐としてルシファーの覇道の露払いとなろうと。全ては我々、そして弱き魔物達、魔物領地に陽の光をもたらすため)
リオン(ならばルシファーの命令は主様の命令………………私は従うのみ)
リオン(……ではない!)
シトリーはリオンの武器が弓矢に変化したのを見た。弾丸すら反らした自分に対して飛び道具が通じると思っているのか。妙な不気味さがあった。
リオン(断言しよう。ルシファーに魔物達への情などない。あるのは同格である主様への愛。そして神への憎しみのみ。我々のことなど駒としか思っていないだろう)
ベルゼブブにならば駒扱いされて本望。死ねといわれれば死ねるリオンだがルシファーは別。何故堕天したとは言え元天使、元敵に命を捧げなくてはならないのか。舐めるな!リオンは目の前のシトリーに集中しながらもルシファーへの憎悪が溢れるという器用な精神状態を実現していた。
リオン(私の命はあの日夢を語った主様の為にある!私は主様が実現する夢が見たいのだ!あの主様が、部下を捨て駒の如く消費する今のルシファーに思うところが無いわけが無い!)
ハッキリ言ってリオンにとってルシファーはただただ邪魔な存在だった。主を悩ませ、自分達の目標に勝手に割り込んできた異物。奴さえいなければ魔王軍はサタンから魔王の座を奪い取ったベルゼブブがトップに君臨し、人間どもに兵力を削られることもなかった筈だ。我々の敵は神なのだから!ベルゼブブの交渉術をもってすればとっくに人間どもすら従わせていたかもしれない。
そして、自分はベルゼブブと共に歩めればこの身が神に滅ぼされても良かったのだ。
シトリー「流石だ魔王軍幹部…まるで隙が見当たらないよ」
リオン「私は魔王軍幹部として闘っているのではない…」
シトリー「なに」
リオン「バアル様をお守りするためだ!腐敗した今の魔王軍など私の経歴を汚す汚点だ!そしてこれが……っ」
リオンが高い天井めがけて弓を引き絞った。
リオン「ルシファーに唆され貴様らと喰い合った我が友の奥義!」
↓1のコンマ🤜🤛
00〜17シトリー攻撃
18〜99リオン攻撃
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