925: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/03/05(木) 02:26:23.61 ID:X4w03TP00
王都に避難していたレンの村の人々も空の恐ろしい光景に、本当に避難して良かったと安堵していた。幸いというべきか、今の王都はデュランやらスカムズやらで空き家が多い。レンの屋敷に避難していたフィオナは庭先から幼馴染達の無事を祈った。
フィオナ「ううう。レン…っシア、アメリアお姉ちゃん…ミーニャちゃん」
そこに村長夫婦が現れる。流石に歳を重ねているだけあり、この事態にも動転していなかった。
「この老いぼれより先に死におったら、あの世までいって引っ張ってきてやるから安心せい」
フィオナ「村長さん」
「このてんせえしゃとやらが作った端末によると、海は無事らしいぞい。本当に魔王…?は人間だけを滅ぼすつもりのようじゃな」
ジジイの癖に凄まじいITリテラシーを持つ村長。世界中に知り合いがおり、端末でやり取りを行っているという。
ずずぅん!と轟音が響く。一発の光矢が、王都の近くに着弾したのだ。周辺の森林地帯からは火の手が上がっている。
ボボォン!!
フィオナ「きゃっ……!」
「やれやれ。これじゃあきっとワシらの村はダメですなおじいさん」
「人がいればいくらでも立て直せるじゃろ」
フィオナ「……」
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