939: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/03/07(土) 22:35:48.64 ID:vKi6UODa0
ウルシ「ちぃっ」
エメラ「流石は魔王。ですが先ほどのレンの一撃や、その前の方々の攻撃で明らかに肉体にダメージがあります」
羽の欠損や痣を見て希望を見出すエメラ。ルシファーにとっては初対面だが、激レアな雷属性をかなり極めているその姿は警戒に値するものだった。
ルシファー「勇者レンは仲間をつれて逃げたか」
ウルシ「すぐに戻ってきやすぜ。それにしてもなんです、そいつぁ」
ウルシが気になったのはルシファーの手に握られた天秤。魔王はそれを大きく掲げた。
ルシファー「元より逃げ場など無い。やつの攻撃ですでに天秤は貴様らの運命を右の皿に乗せている」
天秤の右の皿に青白い炎が浮かんだ。ルシファーが言うにはこれはレンが攻撃した際に吸収した魔力。
ルシファー「そして左には私の魔力が置かれる」
左の皿にどす黒い魔力の炎が浮かんだ。天秤が釣り合い、ガクガクと頼りなく揺れ始める。
エメラ「やけに手の込んだ魔法。あれは恐らく大アルカナをモチーフにした正義を歪な形で体現しています」
これは強制的な契約魔法のような効力を持つ天秤。何億年と生きてきたメフィストのように勝手に無法な契約を交わせるほどではないが、天秤が悪と断じ、罪が重いと判定を受けた魔力の持ち主、もしくはその陣営に不幸を降り注ぐ。ウルシはその説明に果てしない欺瞞を覚えた。
ウルシ「何を悪と断ずるか、まさかあんたさんの一存じゃないでしょうね。ていうか、そうじゃなきゃ自爆するでしょう」
ルシファー「私に歯向かうものはすべて悪!」
エメラ「笑わせてくれます!」
ギギギギ
しかもこの魔法はルシファーの設定したものだけあり万が一秤が乱心してもルシファーに不利益はない。強いて言うならばこの魔法には膨大な魔法がかかるがそれが無駄骨になるだけだ。
ルシファー「さあ罪深きものを示せ」
3人が見守る中、魔王の持つ天秤がかたむいた。
↓1のコンマで判定だ〜⚖️⚖️
00〜34 ルシファーの天秤が沈む
35〜99 レンの天秤が沈む
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