978: ◆M0wTTx2gAU[saga]
2026/03/12(木) 01:13:43.20 ID:LDM8eIVD0
ベルゼブブはミルカの強大な力が蘇ったことを察知し、独自の転移魔法とテレポ−テーションで高速移動を果たしていた。彼の移動速度は一晩でアップル王国と魔王城を繋ぐほど。
「ベルゼブブだわ…」
ヒイロ「勇者様は魔王に殺されました。しかし私たちの戦意喪失を期待しているなら宛が外れましたね〜。むしろハイボルテージです」
斧を構えるヒイロ。しかしベルゼブブが戦闘態勢に入っているとは思えない。
ベルゼブブ「なるほど。べリアルを倒すだけのことはある。練り上がっているな」
ミルカ「マジでクソザコナメクジだったわ」
強がるミルカ。生来の強気の上、残りの人生オマケな彼女にもはや精神的に怖いものはない。
ベルゼブブ「ふっ………知っているか。先程の僅かな大気の波動…………………………………ルシファーの大技が数kmほど遠くで炸裂した」
隕石は最大で10m近くのものもあった。そんな代物が秒速約18kmで落下、もしくは炸裂したのだ。現場の惨状は推して知るべし。
タマモ「ほほほ。今の映像の空から迫ってくる石ころのことですね。恐ろし。あいつはどっちの味方どすえ?人間領地を崩壊させたと思えば、魔物領地にもそんなん落として」
ベルゼブブ「己の好きなように振る舞う。それは強者の特権だ。陣営とはルシファーの後からついてくる概念」
ミルカ「そしてアンタはそのルシファー様の使いっぱとして邪魔な私達を始末しに来たというわけね。あんたら、逃げなさい」
背後の女勇者達に促す。魔力も武器も無く、ミルカに10年分の寿命エネルギーを渡したばかりの彼女たちは闘える状態ではない。
ミルカ「来い!………って、やる気あんの?」
ベルゼブブの魔力の昂りを感じず困惑するバトルマスター。背後の女勇者もそこが疑問だった。ベルゼブブは周りに魔族が大勢いるこの場で暴れるタイプか。
ヒイロ「……あれ?今、ルシファーと」
ベルゼブブ「私の中で天秤が傾いた。それだけだ」
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