【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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110: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/01/12(月) 11:41:47.10 ID:2syaWY9d0
レイピアを構え待ち受けるが、ここにまっすぐ突っ込んでくるほど馬鹿な相手ではない。

気配の位置がブレる…標的が定まらない。

月の微かな光も届かない暗闇のせいで、影をアテにすることも、生い茂る木々のせいで物音から探知することもできない。

「くっ…どこだ……!」

恐らくは周囲を跳び回っているだろう相手の動きが掴めず、動揺が言葉となって発される。

及び腰になった貴女の背後から、追跡者…猿の合成魔獣、チン・パージンが貴女目掛けて跳びかかる。

「グキャ!?」

鎧の上からでも伺える豊満な胸や尻目掛け跳びかかったチン・パージンは、突如襲った痛みに悶えながら後方へ飛び退いた。

(浅いな…やはり素早い)

相手を追いきれない動揺は敵を誘い込む罠。だが位置を掴めなかったのは嘘ではない。

真実を織り交ぜたからこそ敵をこうして間近に引きずり出すことに成功した。

「なるほど。おかしな手応えだと思ったが…その姿なら納得だ」

「キキャ…」

脇腹の出血を抑えながら、見下ろす貴女の冷たい視線にチン・パージンは油汗を浮かべる。

敵に見せる情け容赦のない冷徹な瞳…臆病で気の小さいこの男にとっては恐怖の対象でしかない。


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