【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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ごめんなさい素で意味不明な勘違いしてました。ちょっと書き直します
◆ra.jqt4ROA
[saga]
2026/01/10(土) 12:37:40.94 ID:h014GqGn0
現在、貴女は王女を逃がすために抜け道を先導している。
こうした事態の為、貴女は予め抜け道の複雑な経路を完全に把握している。
…それが生かされる日が来ることを望んではいなかったが。
「…はぁ……はぁ……!」
松明を片手に安全を確かめながら進む貴女の後ろを、息も絶え絶えといった様子で第二王女、ミルクが続く。
高貴な身分に相応しいドレスは、煤で汚れ、あちこちが擦り切れている。
ミルクは激しい運動が得意な質ではないことは貴女も熟知している。本来なら小休止を取りたい所だが…そうも言っていられない。
「申し訳ありません姫様。もうしばらくの辛抱です」
二人きりだが、気安い口調にはならない。ミルクの緊張の糸を切らないためだ。
「か、構いません…わたくしの事なら、心配無用です……」
言葉と言葉の間に挟まれる荒い息と、青い顔からしてそれがやせ我慢であることは明らかだ。
少し開けた所に出たことと、生き物の気配がしないことを確認し貴女は振り返る。
「姫様、少し休みましょう」
「…大丈夫です。わたくしはまだ──」
「いざという時の体力も必要です。幸い敵にこの抜け道が見つかるまで当分はかかるはずですから。ご無理なさらず」
「……すいません。シャルフィリア」
気丈に振舞ってはいたが、体力の限界だったミルクはその場にへたり込んだ。
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