【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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805: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/03/21(土) 14:10:16.69 ID:SOtEX6MT0
「アミィ!フウラ殿!」

「ええ!」「ん」

それ以上の言葉は必要なかった。

貴女たちはすぐさまミルクを中央に囲む形で背を向け合い敵の攻撃に備える。

「おぃおい、そんなことしちゃうんだぁ」

さっきの粘液を見ておいてそんな愚策に走るのかと敵の声が貴女たちを嘲笑う。

だが貴女たちは意に介さない。武器を構えたまま周囲に気を配る。

「だったらこれだぁ!」

「アミィ、上」

「はああぁーっ!」

4人を同時に押しつぶそうと再び降りかかる粘液の雨。だがそれは読めていた。

アミィの風魔法で反らしてやれば、粘液は軌道をあっさり反らされ近くの木にへばり付く。

「そこか!」

そして当然、技の来る方向から敵の位置を割り出す事も容易い。

「うぐっ、しまっ…」

大きな岩陰から放物線を描き粘液を飛ばしていた敵を捕捉する。

人の何倍もあろうかという巨大なナメクジの上に、肥えた男の上半身が生えている醜悪な合成魔獣だった。

「遅い!」

「ぎゃっ!?」

触腕の薙ぎ払いで反撃を繰り出そうとしていたが、巨体故貴女の速度には到底対応できず深々と聖剣に斬り裂かれる。

「っでえええええぇええ!?何しやがるこのクソっ!クソ!」

本体らしき人の体を中心に大きく切断したはずだが、見かけと違い全身が柔軟性の塊らしく致命傷に至らない。

大きく裂けた体が粘液で接合し瞬く間に元通りとなる。だがその苛立たし気な顔から察するにダメージが無い訳ではないようだ。


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