【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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948:しばらく休憩します ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/04/12(日) 15:26:32.79 ID:Zcw7F9aG0












「お目当ての代物はこれだろう?」

街を出てしばらく進んだ荒野の帝国軍キャンプで、ゲッコーは戦利品である聖剣を掲げて見せる。

「言っておくけれど間違いなく本物だよ。怪盗の誇りにかけて断言しよう」

「おお、これが例の」

だが対する男はゲッコーに話しにはまったく興味のない様子で、ひったくるように聖剣を奪おうとするも、ゲッコーに避けられる。

「せっかちはいただけないな。君が帝国本軍より高値を張れるっていうからわざわざ危険な橋を渡ったんだよ?

欲しいなら約束通りの報酬をきっちり払って貰わないとね。今更払えないなんてのはナシだからね。

私は別にヴェロスだとかザウロにこいつを献上したって良いんだ」

その口調は『怪盗』として振舞っていた時より幾分崩れている、モリナ本来の口調に近いものだった。

「それで?払えるのか払えないのか早く………っ…!?」

突如、ゲッコーが立つことを意地できず片膝を付く。

「へっ、コソ泥風情がいつまで偉そうにくっちゃべってやがる」

男…聖王国騎士団の裏切者、ドルマが見下した笑みを浮かべる。

「これは、毒か…!」

先程は聖剣をひったくるフリをして、ゲッコーに麻痺毒針を打ち込んでいたのだ。

「シャルフィリアとやり合ってそれなりに消耗してんだろ?そんな状態でこの『迅雷ドルマ』様の動きに敵う訳ねぇんだよ雑魚が」

痺れて動けないゲッコーから聖剣を奪い取り刀身を引き抜いてみせる。貴女に斬り落とされたはずの右手でだ。

「これさえあればシャルフィリアなんぞ怖かねぇ。それどころか四天王の座だって俺様の…!」

「ど、どうやら…取引相手を間違えてしまったらしい……商人失格だねこりゃあ……」

「なにブツブツ言ってんだ。さあ祝いだ。野郎共!この女を滅茶苦茶に犯してやんぞ!」

「さっすが〜、ドルマ様は話がわかるッ!」

「や、やめろ…!こんなこと上に知れたら……!」

「んなもん分かんねーようにヤるに決まってんだろ」

「ひっ……!?」

因果応報、アミィを奪い穢した彼女もまた、別の誰かに奪い穢され全てを失う。

自分たちの肉欲で白濁に染まるゲッコーを見下ろしながら、ドルマは復讐と出世の機会が巡って来た事に唇を歪ませる。

「首を洗って待ってなシャルフィリア…!」




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