5: ◆KuaBt5lP/7o6[saga]
2026/02/12(木) 21:09:36.70 ID:3GkzVWfj0
――――その日は記念すべき日となった。
魔王軍の幹部を名乗る魔物が突如として国を襲ったのだ――が、勇者である貴方のおかげで国の人々に負傷者こそ出たが、死者は一人もいなかった。貴方の勝利、活躍によって国は守られたのだ。
勇者としての大活躍は即座に国全体に広がり、城では祝賀パーティーが緊急開催。貴方を中心に様々な貴族やらお偉いさんが勢ぞろい。とにもかくにも揉みくちゃにされてしまった。
……とても疲れた、いったん眠ろうかな。
貴方はファリアに「疲れたから先に眠っているね、今日はありがとう」と、一言だけ言って部屋に戻る。お腹もいっぱいで疲労感もマックス。目を瞑ればすぐに眠りに落ちるだろう。
貴方は勇者だ。きっとこれからも、魔王を倒すその日までこの国を守り続けていくこととなるだろう――その使命を胸に、貴方は目を瞑って――――。
……ん、んんぅ……?
貴方はなんだか悲鳴にも似た声を聞いて目を覚ます。するとそこは知らない場所だった。
そこは、教室だった。知らない教室だった。貴方を見つめている少女たちは……見たことがない。
床を見る、なにやら魔方陣のようなものが描かれている。後ろにある黒板を見る、なにやら召喚魔法について書かれているようだ。
…………へっ!?
貴方は――また、召喚されてしまった。
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