274: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/04/09(木) 21:55:01.22 ID:Ifv20BAz0
ここはアースガルドと呼ばれる天界。地獄に落ちる以外の人間はここで魂を浄化され、いずれ別の命として生まれ変わる。しかし、勇者パーティなどの優れた魂は実体を持ち、天使となることが許されていた。
リラ「すげえよな〜この翼。自由に飛べるぜ」
リキル「かかか。俺は苦労したが、流石は優秀な娘よ」
アースガルドは緑豊かな大地。そして魂達がのどかに暮らす空間。天界と言われているが、人間領地の上空にあるわけではなく、コキュートスのように少し次元の違う空間。そこで魔王との闘いで戦死したリラとシトリー、トルキンは天使として実体を得ていた。
シトリー「…」
トルキン「……浮かぬ…様子だな」
シトリー「この空間はとても心安らぐさ、でも皆が心配でね。あれから体感2週間経つ。魔王は倒せたか」
森で座るシトリーが心配しているのは魔王軍と人間の闘いの結末。自分達が敗れたときに感じたルシファーの恐るべき能力を考えれば不安にもなる。
リラ「何の心配もねえよ。レンもミルカもカミラもいるんだろ」
デュランから解放されたリラの父親、リキルと再会し、親子の交流を深めていたリラはそう答えた。この場にいる全員にヘイローと天使の羽が生えている。
トルキン「ウム…それに、もし負けていたとしたら天界に彼らも来るはず」
シトリー「確かに。しかしひどい拷問で生かされているという可能性もあるからね、ヒイロにグレムリン。マドモアゼルたちよ無事でいてくれ」
リキル「レンとミルカか、俺もデュラハンの時に闘った記憶がある」
リラ「強かったろ!かかか」
リキル「かかか」
リラ リキル「かかかかかか」
笑い方が同じな親子が笑い合う。そこに現れたのはミカエル。かつて下天した際シアを孕ませた大天使であり、ルシファーの弟であり妹で、外見はルシファーの肌が青色ではない以外は酷似した大天使。彼もリラたちも、キトンと呼ばれる純白の衣服を着ていた。
ミカエル「人間達は勝利したよ」
リキル「大天使様」
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