【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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14: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/04/18(土) 14:18:57.39 ID:kIArsuCY0
コンコン!

「アミィ…少しいいか」

「どうぞ」

拍子抜けするほどあっけなく室内に招かれ、ドアを開くと……アミィが身支度を纏めている最中だった。

「準備に手間取っちゃってごめんね。どうしても矢を束ねるのに時間かかっちゃうから」

「そう、か…」

彼女の振る舞いは普段と変わらないようにも視える。

だが無理して普段通りを装っている可能性も────

「シャルちゃん。ありがとね」

「え…?」

「あの時、シャルちゃんがあいつに聖剣を渡してくれた時……正直言って、嬉しかったの。

見捨てられるかもって思ってたし、私もそうした方が良いとは思ってた。けど、実際切り捨てられるって自覚したら……怖くなっちゃって」

「…」

「だから里のみんなには申し訳ないけど、シャルちゃんに仲間だって本気で想ってもらってるって分かった時、嬉しかったなぁ」

「………」

「だから負い目なんて全然感じなくていいんだよ?それを踏み躙って酷い事したのはあの怪盗の方なんだから。

シャルちゃんは私の身を案じて最善だと信じる行動をしてくれた。それでお姉ちゃんは十分なの」

(どうしてだ………フウラ殿といい、どうしてもこんなにも……)

彼女もアミィも、純潔を失った原因を貴女だと認め、責め立てる権利がある。

里を失ったのも、同族たちが何人も死んだのも…貴女たちのせいだと恨む事は正当な事だ。

なのにどうして…………

「シャルちゃん!」

「うぉっ!?」

気づけば目の前まで迫っていたアミィが、貴女を抱きしめた。

ギュっと温かい抱擁が貴女を包み込む。

「正直…辛かったのは本当よ。けど同時に、シャルちゃんがループする度にこんな辛い思いをしてるんだなって思ったら

そっちの方が辛くて……だから泣き言なんて言ってあげない。私はシャルちゃんのお姉ちゃんだもの♪」

「アミィ…すまない……!」

「いいのいいの。お姉ちゃんは広い心で妹の全てを許しちゃいます」



「…その、何度も言うようだがわたしはアミィの妹ではないからな?」

「も〜照れなくていいってば♪」


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