【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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153:>>127からのミルク視点本編に戻ります ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/04/29(水) 12:07:03.73 ID:JDt9zHRM0
「立派な教会ですね…!」

目の前の大きな教会を見上げ、思わずそんな感想を口にした。

聖王国以来、目にする教会は悉く廃教会ばかりだったので、

これまでクロノリウス様にちゃんとお祈りする機会を得らなかったのだ。


この街は特定の神を信仰している訳ではないが、

クロノリウス様は大陸で広く尊ばれている富と豊穣の神。

アドラステラの国民以外にも信心深い者が大勢いる。

聖王国が滅びても、神様への信仰が途絶える訳ではないのだ。

「入りましょうか」

「はい」



外観にたがわず、内装も立派で大きな教会だった。

間もなくしてお祈りの時間になったので、貴女も他の人々同様に手を合わせる。

エルフの人々が信仰する精霊は神とは異なるモノらしいが、アミィさんも周囲に合わせてお祈りをしてくれた。

「神のご加護があらんことを」

神父様の言葉に従い神への感謝と祈りを捧げる。

この先の見えない旅路で、ただ祈るだけしかできない貴女の願いにどれほどの効力があるかは分からないが、

それでも貴女を守り戦ってくれる騎士の為、共に戦ってくれるアミィさんはフウラさんの為、祈らずにはいられない。


目を瞑り祈っている貴女は、首飾りの宝石がごく僅かに輝いた事に気づかなかった。


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