【安価】情報屋さんに頼る、色んな女の子で遊ぼう【コンマ】
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81: ◆YXKon0DK7miT[saga]
2026/07/17(金) 01:56:49.01 ID:b5MkbpYl0
早峰 綾菜と駅前で別れ、一人になった瞬間に膝から崩れ落ちそうになった奈津美。
シャツが汗でビショビショに濡れ、お腹の底からの怪しい熱さに耐えながら這うように進んでいたその時――キィッ! と、不自然なほど静かに、一台の黒いクーペが路地裏に滑り込んできた

ウィーン、と助手席の窓が開き、ネクタイを少し緩めた青髪ツインテールの女――情報屋が、ハンドルを握りながら呆れたように奈津美を見下ろす

情報屋「ちょっと、ヤクザの次期組長サマが夜の路上で何ボロ雑巾みたいになってんのよ。……こりゃただ事じゃないわね。ほら、さっさと助手席に乗りなさい!」

情報屋に強引に車内へ引きずり込まれ、奈津美はそのままシートに身体を預けた。それと同時に、今まで頭を支配していた不自然な熱さが、奇跡的にスーッと引いていく。……運良く、薬の効果がここで完全に尽きたのだ

カチッ、カチッ、と静かなマルチモニターの動作音だけが響く部屋。
カウチソファの上で横になり、すっかり呼吸が元に戻った奈津美を、デスクの椅子に深く腰掛けた情報屋が、楽しげに口元を吊り上げてじろりと一瞥する

情報屋「あら、すっかり顔の赤みも引いたみたいね。タフなことで結構。……それにしても、一般人の女の子を庇うために、わざと機材を巻き込んでショートさせてオーディションを強制終了させたんですって?」

情報屋は肘を机につき、組んだ両手の上に顎を乗せて、上目遣いで奈津美をのぞき込む

情報屋「黒鉄プロの防犯カメラに割り込んで一部始終を見てたわよ。あはは、初手から随分と男前なことしてくれるじゃない。おかげで、向こうの右腕サマもただの貧血だと思い込んで追及を諦めたみたいだしね。結果オーライよ」

情報屋「……で? 地獄の片鱗を味わってきた感想はどうかしら、高坂奈津美さん?」

奈津美「……感想?」

ソファからゆっくりと身体を起こし、水を一口飲む。

奈津美「最悪だった。」

額を押さえ、小さく息を吐く。

奈津美「正直、自分の身体が自分のものじゃなくなる感覚なんて初めて味わったよ。」

少しだけ目を閉じる。

奈津美「でも、一つだけ分かった。」

情報屋へ真っ直ぐ視線を向ける。

奈津美「あの会社は、表向きはまともに見えても、裏では確実に何かやってる。」

奈津美「あの右腕も、途中までは本当にただの社員だと思ってた。でも最後に部屋へ入ってきた時の目……あれは何人も人を追い詰めてきた人間の目だった。」

腕を組み、考え込む。

奈津美「それと、一般参加者まで巻き込んでる。」

奈津美「早峰綾菜……あの子は何も知らなかった。」

奈津美「もし、あたしが止めてなかったら、あの子まで何かに巻き込まれてたかもしれない。」

拳を静かに握る。

奈津美「……見過ごせない。」

少しだけ苦笑する。

奈津美「ただ、一回潜っただけで相手も警戒してるだろうね。」

奈津美「次に動くなら、今度はもっと準備がいる。」

情報屋の目を見る。

奈津美「あんたにもう一つ頼みがある。」

奈津美「黒鉄本人じゃなくてもいい。右腕や現場責任者、それに早峰綾菜のことも調べてほしい。」

奈津美「敵だけじゃない。守る相手のことも知らなきゃ、この先は戦えない。」

情報屋は組んでいた両手をほどき、椅子の背もたれに深く寄りかかって、煙草の煙を天井へ細く吐き出した

情報屋「自分のためじゃなく、巻き込まれた一般人のために『私の情報』を買い足す、ねぇ……。あはは、ほんと、お父上そっくりの義理堅いお嬢様だこと」

上目遣いでニヤリと笑い、デスクのキーボードへ爪を滑らせる

情報屋「いいわよ、そこまで覚悟が決まってる客の依頼を断るほど、私は野暮じゃないわ。黒鉄の右腕の行動パターンと、その『早峰綾菜』って子の身辺調査……特級のやつを揃えてあげる」

画面の文字列を奈津美の方へと向けながら、声をワントーン落として囁く

情報屋「ただし、情報はタダじゃない。次こそは完全にハメ落とすための『作戦プラン』……ヤクザの次期組長サマの、とっておきの喧嘩の売り方を見せてもらうわよ?」



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