28: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/07/24(金) 20:27:37.63 ID:buYPN1+J0
また一月前のように、狭苦しい満員電車の中に貴方の姿があった。
不思議なモノで痴漢として晒上げられた貴方のことを覚えている乗客はまったくいなかった。
当事者でもない人々にとって、所詮他人の起こした厄介事などその程度の話なのだろう。
ふと、本当に少し気になって貴方はあの駅で途中下車した。
いつも降りる駅よりは少し活気がない。そうしてあてもなくうろつく…
我ながら何を考えているのだろうかと自嘲する。
もう一度あんな体験が出来ると期待しているのだろうか。あんなことは二度と──
「あっ」「あ…」
出会った。あの時の駅員さんに。
「「…」」
少しの無言。そして…
「よろしければ痴漢の再現、協力お願いします」
貴方と駅員は、再び『あの駅員室』へ消えて行った…
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