安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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223: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/08/22(土) 08:02:38.03 ID:2SRfuKtP0
想像以上に暗く奥の見えない壺を覗き込んだ瞬間…

「ひっ…!?」

悍ましい気配を感じ取り貴女はすぐ退き壺から距離を取った。

「ミルク!」

貴女の只ならぬ声と様子に気づき、壺と貴女の間にすぐさまフウラさんが割って入る。

フウラさんは一切躊躇することなく複数の氷のダガーを複数投擲する。

「!」

ダガーが壺に吸い込まれるように刺さる直前、壺から吹き出た何かがダガーを打ち払い除けてしまった。

「躊躇のない攻撃。良い判断だ」

触手や鞭のように見えたそれは煙で出来た帯状の何かだった。壺から現れた何者かの手がそれを振るってダガーを打ち落としたのだ。

「余程の修羅場をくぐってきたのが分かる」

言いつつ壺から上半身を露わにしたのは、大きな蛇型の合成魔獣…腕の生えたキングコブラ型の化物だった。

「フウラさん、これは…!」

「ん。分かってる。弱みを探す手間が省けた。こいつらは帝国と繋がりを持ってる」

「…」

キングコブラ型の合成魔獣、ヘビースネーカは沈黙し答えないが、それこそが答えのようなもの。

「ミルク、下がって」

敵から目を離さずに言うフウラさんの言葉に従い貴女は物陰に身を隠す。

互いに名乗りを上げる気はないのか、殺意を込めた両者の視線がぶつかり合う。

誇りある貴女を守る為の戦いが幕を開ける。


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