安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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291: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/08/29(土) 16:26:02.39 ID:CwmvGgdZ0
「そのまま下を向いていたいなら勝手にすればええわい。ぢゃがのぉ、社会に出たらそんな我儘ではいかんぞぃ」

ジガルムが片手を上げると、どこに潜んでいたのか何人もの帝国兵たちが姿を現す。

「行けぃ」

そして帝国兵たちが貴女目掛け一斉に飛び掛かった。彼らを隠れ蓑し異能を使うつもりらしい。

「それが奥の手なら、程度が知れるな」

貴女の柄を握る手に光が満ち、聖剣を通し全身へと輝きが伝播していく。

帝国兵一人一人の動きが、ジガルムの狙いが…何もかも透けて見えるかのように。

「そこッ!!」

稲妻の如き速さで踏み込み、剣を振り終えた時…既にジガルムの背後で残心をしていた。

「なん…ぢゃと……!?」

ジガルムは当惑する。己の目には貴女の残像すら映らなかった。

そうして驚愕に目を見開かれた次の瞬間、帝国兵とジガルムの体から大量の血飛沫が飛び散った。

「が、ばっ……!」

あの風格に加え、惜しみなく部下を投入した状況判断能力…ジガルムが歴戦の強者であったことは疑いようもない。

しかし貴方は勝利した。相手が強くとも問題ない。貴女がそれよりも格上だっただけのこと。

もう一度言おう。貴女は……勝利した。


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