安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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370: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/09/12(土) 07:57:33.84 ID:7wdGlNc30
(あれは……)

連れられた先には、侵略している帝国軍に似つかわしくないシスター姿の女性がいた。

桃色の髪をした小柄なシスターは儚げな顔でどこか遠くを見ていた。

「ルリシュ様。ご命令通り女の兵は全員揃いました」

「…ご苦労様なのです。もう持ち場に戻っても構いません」

「はっ!」

その言葉通り、周囲には集められた帝国の女兵士たちが揃っている。

全体で見ればかなり少数なのだろうが、こうしてひとところに集められれば貴女たちを含めて30人ほどは居るだろう。

怪しまれぬよう貴女たちもすぐに片膝をつく。

「………」

貴女たちを見下ろす瞳に鳥肌が止まらない。貴女と同程度には小柄で華奢なシスターなのに、

その威圧感はザウロやアルラウネさえ凌駕しかねないものだった。

「回りくどいお話は好きではありませんので単刀直入に…私の大切なアルが死にました。

殺されたのですぅ……それも協力を拒んだ愚かな剣聖の手によって…」

兵たちがその報告に若干ざわつく。アルラウネが貴女に討ち取られたのはつい先ほどの話だ。

伝令で伝わる情報伝達速度を遥かに超えていた。しかもルリシュと呼ばれたシスターはどうやら確信を持っている。

「とても、とても悲しいことなのです………。しかし縮こまって泣いている場合ではないのです。

…この中に、兵の中に剣聖とその一派が紛れ込んでいることには見当がついているのです」

ぞっとするほど冷たい声でルリシュが言い放つ。兵たちに聴かせるというより自分の決断をただ喋っているという感じだ。

「全員の首を撥ねれば容易い話なのです…が、陛下から賜った大切な兵を無意味に潰すことは本意ではないのですぅ……ですから」


安価下

1、「その体に聞いてみようと思うのです」
2、「貴女たちの罪に尋ねさせてもらうのです」


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