安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
413: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/09/12(土) 19:53:20.99 ID:7wdGlNc30
「はぁ…はぁ…はぁ…!」

ルリシュの消滅を見届け、ついに力尽きた貴女は両膝をつく。

「シャル!」

貴女にミルクが駆け寄った。その目には一杯の涙を浮かべているが、零さないように堪えている。

「ここは危険です…姫様。すぐに街を、出なければ…」

アルラウネやルリシュ級の相手と連戦は貴女と聖剣を以てしても限界を遥かに超越した死闘だった。

「すいませんシャル…!わたくしの為に、こんなにも傷ついて……」

一刻も早くアミィとソルカに合流し、苦戦しているような加勢し、即座に街を出なければ、

帝国兵に包囲され取り返しのつかない事態になる。時間が戻ったところで、この綱渡りの戦いをもう一度制する確信など無い。

「ぐっ、体…が……」

「肩を貸します。さあシャル!」

非力なミルクが力を振り絞って貴女を助け起こし、よろよろとその場を後にしようとする。


「ぬ゛ぉおお゛ぉ゛お゛!!」

「がぶっ!?」

突如、強烈な痛みが脇腹から全身に広がったと感じた直後、貴女は近くの石壁に深くめり込んでいた。

「シャル!」

あまりに突然の事態に、一瞬遅れてミルクが貴女の名を呼ぶ。

(なんだ…わたしは、何をされた…!?痛いっ、どころでない…アバラと腕が折れている…内臓も、ぐっ、酷い有様だろうな…)

「ここで会ったが千年目!俺の受けた雪辱…億倍にして返してやるぞ剣聖!!」

(『暴虐のザウロ』…最悪なタイミングだ……)

戦いが終わった場に駆けつけたのか、機会を狙っていたのかは分からないが、何にせよ貴女はザウロの不意打ちを受け瀕死の重傷を負っている。

(立ち上がる力は、無いな…いくら聖剣でも握ることさえできなければ意味がない)

今にも死にそうな痛みの中、まるで他人事のように貴女は己の状況を俯瞰する。

フウラが斬り落としたとういう左手も元に戻っている。対し動ける者はミルク一人だけ。

(万事休す、か…)


<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
607Res/319.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice