安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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◆ra.jqt4ROA
[saga]
2026/09/19(土) 15:41:48.36 ID:FsbH5FHp0
「がひゅ…ひゅー…ひゅー…」
「ご、ごぼ…ごぼっ…」
ルシアは胸に穴が空き声すらまともに出せず、ルルルカは血を吐き続けもう長くはないだろう。
いくら合成魔獣といっても、聖剣で付けられた傷はそう簡単には治らない。
「…」
苦しそうに這いつくばる二体の姿に、かつての仲間たちの、在りし日の姿が重なって見えてしまう。
貴女はルルルカの傍にしゃがみ込む。
「…これで最期だ。何か言い残す事はあるか」
彼女たちも貴女と同じく王女を守る使命を持った者同士。
何かが違えば、こうなっていたのは貴女の方かもしれない。それなら最期に情けの一欠片程度与えても罰は当たらないだろう。
「…ぃ。ぇ…ちょ……」
消え入りそうなルルルカの声がよく聞こえず貴女は耳を澄ませる。
「ぃ、ま、で…す。団長…♥」
「っ!?」
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」
貴女が言葉の意味を理解するより早く、爆ぜた地中の中より巨大な合成魔獣が姿を見せる。
それはレジスタンスの拠点を襲っていた貴女の何倍も大きな怪物…
「団長、なのですか…!」
ルルルカの言葉、そして以前遭遇した時に感じた違和感…この合成巨獣の正体はバルガス団長だったのだ。
「ジャルヴィルガアアアアアアアアアアアア!!!」
貴女を発見し雄叫びを響かせながら、合成巨獣たるバルガスが滅茶苦茶に触手や手足を叩きつける。
「なら、せめてわたしが!」
そのどれもが人一人を簡単に肉片に返る威力を持った攻撃だった。踏みつぶされても叩き潰されても、触手の薙ぎ払う一撃も確実に死に至る。
だがルルルカとルシアを片付け時と同じ…今の貴女を殺すには遥かに力不足。
触手の嵐を貴女は跳躍し、時に足場としてすら利用し頭部へと迫る。
「グガオオオオオ!!!」
跳び上がる貴女を叩き落とさんと巨大な両手が迫る…が、その指の隙間から溢れ出るのは、聖剣の放つ神々しき光。
「でゃあああああああ!」
貴女の振るった聖剣の一振りは、バルガスの両腕どころか、胴体さえも真っ二つに斬り裂いた。
「シャル、フィ…ミ、ゴ、ト…ダ……」
二つに裂けた合成巨獣の体から、行き場を失った魔力が暴走し、塵と化しながら派手に爆散する。
「団長…お世話になりました」
「隙あ〜り♥」
「!!?」
気づいた時、貴女の体は既にルルルカとルシアによって抱え上げられていた。
その爆炎により舞い上がった砂埃に乗じて姿を隠し、貴女の集中が途切れる刹那を狙っていたのだ。
貴女を背後より抱え上げるのは…
安価下
1、ルルルカ
2、ルシア
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