安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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532: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/09/22(火) 08:06:08.40 ID:FwiEXldP0
「散開しろ!狙いを絞らせずに動き続けて迎え撃て!」

「「!」」

白騎士が行動を起こすより早く貴女が檄を飛ばし、二人も即座に貴女の決断を信じた。

体から生えた幾本もの瘴気の手が貴女たちを捕まえんと悍ましい速度で迫る。

「二度も喰らうか!」

対処が難しかったのは初見であるからこそ。その上白騎士の行動には僅かな狂いもない。

ループ前に見た動きと何もかもが同一だった。そうなれば貴女に対応できぬ攻撃ではない。

貴女は避けつつ手を次々斬り裂き、白騎士の背へと肉迫する。

効率よく全員を一斉に攻撃したことが仇となり、貴女一人に注力できなかったのだ。

「そこ!」

「 」

背中に深々と斬り込んだ。確かな感触…人であれば背骨が断裂し即死だろう。

それでも白騎士は息絶えない。千切れかけた胴体はもう未練がないとばかりに自ら分離し、上半身と下半身にそれぞれ分かれ蠢く。

「こいつ不死身なの…!?」

「…いや、そんな訳はない。奴の頭部…上半身にしがみ付いたままで元に戻る兆候もない」

「で、ですね。多分白騎士さん…白騎士は聖剣のお力ですぐには再生できない状態なんだと思います」

貴女とソルカの考察通り、分離した白騎士は酷く不気味ではあるものの、動きに精彩を欠いている。

戻れるならもうとっくに戻っているはずだ。限界は近いはず。そう信じ貴女は柄を握り直す。


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