安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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538: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/09/22(火) 10:23:53.21 ID:FwiEXldP0
「一気に潰す…!各個撃破だ!」

さらに異常な蠢きを始めた白騎士の各部位にただならぬ気配を感じ散った貴女は号令と共に攻めかかる。

「 」

白騎士の体はその場に踏みとどまりながら、体から生やした無数の手足を伸ばし跳ね除けようとする。

「風よ、吹き荒れなさい!」

アミィが自らに殺到する手の群れを風で跳ね除け、複数本束ねた矢を連続で速射する。

「 」

白騎士の胸にたちまち無数の矢が突き立てられ、蠢くのを止めて頽れる。

「わ、私もいきます!えいっ!」

ソルカの両手から生成した大量の泡を一気に投げつけ、白騎士の下半身を泡で包み込む。

何本もの足が生え泡の膜を破ろうと藻掻くが、ソルカがそれを許さずハンマーのように振り被ったモップを──

「えぇいっ!」

「 」

人外の渾身の力に遠心力を上乗せした一撃を叩きつけ、軽々と弾き飛ばされた下半身が木々にぶつかり、力なく落下する。

「終わりだ、白騎士…!」

残るヘルムを被ったままの頭部へ貴女が走る。

「 」

何の抵抗もできず最も弱小にも見える頭部が、突如首の付け根から剣と盾を持った腕を生やし、杭のような勢いで貴女目掛け射出する。

「甘い」

当たれば即死だったろうが、所詮は苦し紛れの一撃。

突き出された剣を支える腕を足で思い切り踏みつけ、動けず藻掻いている頭部に──

「 」

貴女の聖剣が深々と突き刺さり…全白騎士の純白の体が、砕け散った。

純白の輝きを失った白騎士の肉体は、全身がドス黒い瘴気の欠片に変わり、霧散するように消失した。

帝国最強の騎士、その正体である化物は声一つ漏らすことなくこの世から消え失せたのだ。

貴女たちは……勝利した。


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