安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3
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572: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/09/23(水) 06:47:16.20 ID:zJwXNin40
空中を飛び回り攻撃を続けても先程同様防御を抜く前に撃ち落とされるのが関の山だと感じた貴女は、

きりもみ回転から素早く回転し急速着地。腰を据えて聖剣を構える。

「グオオォウ!ォオオウォオウウ!」

対抗するように岩礁に轟音を響かせ着地したレオニクスもまた、四肢で存分に岩礁を駆ける。

迫れば迫る程、残酷なまでの体格差が付きつけられた。

(力押しで自分が負ける訳がないと、そう考えているな)

咆哮しながら全速力で突進するレオニクスとは対照的に、貴女は深呼吸し、心を静寂で満たす。

「──────────────視えたッ!」

貴女よりも大きな爪が体を刺し貫かんと迫る瞬間、貴女は必殺のカウンターを叩きつける。

グォギィン!

「ぐあああっ!?」

しかし貴女の鋭い刃が繰り出された直後、貴女は呆気なく弾き飛ばされる。

爪も鱗と同等以上の硬度を持つことを察した貴女は、爪の生え際ならあるいは…そう考えて行動したのだが、

結果は見ての通り。びっしりと隙間にまで生える鱗には死角がない。再び強固な皮膚に攻撃を阻まれた貴女にもう片足の爪が襲い掛かった。

脇腹を貫き抉られ、衝撃に耐えられず盛り上がった岩礁に叩きつけられる。

「ぐ、ぁ、あ…!」

赤く染まった体に、さらに別の赤…血が滲み出す。

貴女は以前として突破口を開けていないのに、既に虫の息と化していた。

戦闘力では同格のはずなのに、貴女は今、傷一つ付けられずに追い詰められている。

「絶対に…負けない」


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