化物から逃げる高校生・精子をかけた脱出劇
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110: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/10/11(日) 11:34:10.76 ID:e8H5AXZc0
「綾音……じ、実はその……」
まみは綾音に軽蔑されるのが恐ろしかった。一番の親友だと思っている彼女に拒絶されればまみの心は持たないだろう。
それでも、大切な友達の雄姿を無かったことにはしたくなかった。これはまみなりのケジメだ。
「そう…ですか。龍子さんが……」
「ほ、ほんと…ごめん………私が、こんなとこ来たいなんて言い出さなきゃ…」
「そんなこと言わないでください。誰もまみさんが悪いなんて思ってないんですから」
上辺だけの言葉でないことは、真っすぐにまみを見据える綾音の瞳を見れば明らかだった。
普段は天然でのんびりとしたマイペースな彼女だが、その実4人の中で誰よりもしっかりと芯の通った女性だとまみは信じていた。
事実、彼女はまみを蔑みも責めもしなかった。
「それに龍子さんならきっと大丈夫ですよ。彼女は強い人ですからね〜」
「う、ううう…綾音ぇ!」
「あらあら〜困った甘えん坊さんですねぇ」
まみが落ち着くまで、綾音はまみの頭を撫で続けた。
「もう大丈夫…いつまでもあんな化物にデカい顔させてたら、オタクの名が廃るっての」
涙をぬぐい、まみは無理にでも己を奮い立たせる。
「B級ホラーなら最後に化物に一泡吹かせんのがお約束…ふひひっ、目に物見せてやんよ」
「元気が戻って何よりです〜」
この間にも情報は共有済みだ。龍子の話を朦朧としていたまみが全て聞き漏らさなかった訳ではないが、
このカードキーを使って正面のシャッターが開けば、出口が確保できるのは間違いない。
幸いにも1階と地下にそれらしい制御装置はなかった。つまりこの2階か、さらに上の3階に存在するはずなのだ。
「脱出ゲーなら死ぬほどやり漁ったっての…!」
猫背気味に屈んだまみの瞳は、曇りを振り払い未来を見据えていた。
コンマ下
80より上なら制御装置らしきものを見つける
40以下なら…
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