過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」霞「13ですって」【永水】
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10:魔王咲ちゃんのハーレム計画 ◆R5j2Ndo0Hc[sage saga]
2016/06/20(月) 07:02:23.74 ID:T28ocXCoo

「和ちゃん。私…和ちゃんの事が好きです」

それが覆ったのは高校一年生の夏 ―― インターハイが終わってからだった。
無事に優勝を果たし、清澄残留が決まった彼女は、他でもない咲からそう告白されたのである。
友達としてではない ―― 一人の女の子としてのそれに和は涙を浮かべるほど喜んだ。
こんなの気持ち悪がられるだけだと抑えこもうとしていた感情を、相手もまた抱いてくれていたのだから。
初めての恋が最高の形で実った嬉しさに、言葉を失った和は何度となく頷いて応えた。

―― それからの和は幸せだった。

二人の関係は他の部員達には秘密だった。
共にインターハイを超えた仲間たちの事は大事に想っているが、同性愛が異常であるという事もまた理解しているのだから。
大事だからこそ打ち明ける事が出来ないという咲の言葉に、和もまた頷いた。
結果、二人の逢瀬はあまりにも頻度の少ないものになったが、和がそれに不満を抱く事はない。
部活の忙しさは二人っきりになる時間を減らし、咲が機械類を苦手としている所為でろくに電話も出来ないが、部活中、ふと視線が合う度に咲は微笑んでくれる。
何処か意味ありげなそれに和は胸をときめかせ、幸福感を湧き上がらせていた。



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