【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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33: ◆1miRGmvwjU[saga]
2019/03/23(土) 22:36:33.35 ID:qRStJCCTo
>>32



「衆人環視の中、尋問でもやるつもりかい。」「 ─── "そういう約束"には、なっていない筈だが」


【 ─── 奇妙な台詞を男は吐き出した。明白になにか狼狽していた。恐怖しているようでもあった】
【コンバット・ハイに見失っていた本質性を漸く自覚してきた人間の声だった。落ち着くように彼は息を零した】


「なあ、何かの間違いじゃないか。」「 ……… こっちから撃っておいて何だが、妙な話だ」
「アンタみたいなのが"来る"とは聞かされてない。」「それなら、おれは抵抗したくない」


【成る可く冷静に事態を説明しようとしている語り口だった。 ─── それが例え第三者に理解しようもない内実であるとしても】
【語るというその行為に何かしらの希望を見出している挙措であった。続ける言葉には懇願さえ入り混じっていた】


「警察を呼んでくれたら、洗いざらい話す。」「 ……… それで手打ちにしてくれないか」


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