101:すまん、後出ししちまった[sage]
2026/03/14(土) 00:11:37.17 ID:tDYwBMODO
[AUA288U]
>>98
・ 知られざる伝説
遂に魔王バラモスが倒された、とする知らせがアリアハン中に知れ渡ってから、数ヵ月後…
ルイーダの酒場―
「よ!お勤めご苦労さん!」
「とも…って、ご挨拶ね!むしろ開き直れて箔がついた、てモンよ」
「前向きだなぁ」
盗賊のともは、件のバークから帰ってきた商人のかおりんを、内心の不安を感じさせないような軽口で迎えた。
「で、肝心な勇者様は?」
「それがな、ちょ〜っとばかし話がややこしい事になったらしい」
「?」
かおりんはともと、酒場の主人たるルイーダから今回の(真相と顛末)を聞いた。
「だ!?大ま―…むぐ!」
「「し〜っ!!」」
(ご、ごめん!…)
(まあ驚くのは分かる。私も正直、半信半疑だし)
「ともさんも、魔王以上のなにかは信じ難いワケね」
「そりゃ簡単に世界を壊す化け物がホイホイ現れちゃ、盗賊家業あがったりですから」
「それは私もね。おちおち商売もしてらんないじゃないの!」
ルイーダは、真相を知って普段と変わらない二人を頼もしくも思えた。
(やっぱり…「勇者の仲間たち」なのねぇ)
「その時にはもう、キサマは年老いて生きてはいまい―…」
「せやな。けどウチら人間はな―」
闇に閉ざされた世界に、初めての朝日がのぼる。
(ずっと沈んだままじゃ終わらん。また明日、もっといい日を迎えられるよう何世代でも語り継ぐ)
いつしかその勇者たちの話は。
ロトの物語、伝説として末長く語り継がれたという。
― Fin.
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