過去ログ - 【舞台は世界、出演者は君達】能力者スレ【さあ、始めようグランギニョルを】
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380:名無しのパー速民[saga]
2011/02/19(土) 22:52:56.73 ID:8Ke7Bi1no
>>367>>369

 (……世界の姿……──)

 【──彼は、自分を含めたここにいる者たちを、どこか『駒』のように見ていた】
 【あの王女[Queen]をチェックに追いやる。今の彼の思考は、それだけに大部分を割かれていた】

 【あの高らかな演説の、一体どれだけが彼の耳に届いたのかは分からない】
 【そしてそこから、どれだけを理解できたのか──残念ながら、以前の彼ならいざ知れず】
 【今の彼には、その高尚な演説は理解できなかった様子で──ただ、『理解したい』という思惑だけが生まれた】

 …………──

【す、と、青年が兵士たちを絡め取ったカラタチの枝に左の手の平を向ける】
【すると、そのカラタチの枝から、ぽつぽつと小さな花が、幾つも幾つも現れた】
【その花は、単なる花ではなく──三回の点滅を繰り返したのち、“爆発”する代物だ】

【爆発一つの規模自体は、ごく小さい。しかし、それが連続したならば、決して少なからぬダメージが訪れるだろう】
【ただ、青年が兵士らに向ける意識はその一瞬だけ。屍ならばそれだけで滅することが出来るだろうと踏んで、】
【後はどうなろうが一切考慮することなく、彼の意識は、ミツキとエルナトの動きに集中していき──】

>>374(ミツキ)>>エルナト

(──……丁度いい)

【彼はひたすら黙したまま、ミツキが『頭部』を狙ったのを見極めると、】
【魔銃のレバーに右の中指をかけて、くるりと銃を一回転──再装填】
【その流れのまま、彼はその銃口を、エルナトの右脚の脛辺りへと向け──引き金を引く】

【射出される黒い魔力弾は、もし着弾すれば、銃弾相応の衝撃と共に、】
【その着弾箇所に、『向日葵』の花部分を咲かせるだろう。それは先のカラタチの花と同じく、】
【時限爆弾さながらに、三回の点滅ののち、小規模な魔力爆発を起こすものだ。ただしこちらは大きい分、威力もそれに乗じる】

【咄嗟に気づければ、引き剥がすことは容易い】
【そして仮に引き剥がされた後でも、『爆弾』の性質は備えたままである】

【──ミツキからしてみれば、後方から黒い魔力弾が彼を掠めるような形】
【もし勘がよければ、あの投擲とタイミングをあわせられたのだ、と認識できても不思議ではない】


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