過去ログ - 【舞台は世界、出演者は君達】能力者スレ【さあ、始めようグランギニョルを】
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692:名無しのパー速民[sage saga]
2011/02/21(月) 00:58:10.35 ID:RuuEaHHBo
>>666

……─────ッ!!

【爆風に備え眼を閉じ、刹那、全身に襲いかかる灼熱、爆発】
【その強大な爆発は彼の全身を、そして命をも、焼き尽くす───焼き尽くす筈、だったのに】
【現実に起きたその爆風は、あまりにも呆気ないものだった】
【身体の各所に火傷を負いこそしたもの、其れで彼の命を奪うにはあまりにも遠く】

【「おかしい」──そう思って、眼を開いた彼】
【そうして眼にした景色は、とてつもなく衝撃的なものだった】

───へ……ぁ……………どう、して?

【目の前に倒れているのは、"明らかに大きすぎる"傷を負って倒れた少女】
【瞼を降ろし、ピクリとも動かず──死んでしまった、少女】

……どうして、俺を庇ったんだよッ!!

俺を襲って、殺そうとして……なのに、なんで…………。
「やっと眠れる」って…………どういう、事だよ。

…………くそっ、どうしてだよ……わかんねぇよ。
悪なんて死んで当然……。
それどころか、もっと前は、他人だって、悪を殺すためなら、仕方ないって、思ってたのに────

【それなのに、焼けるように熱くて痛い。身体だけじゃない、精神も】
【少女が何を思っていたのかは、分からない】

【でも確実に、自分の命は少女によって救われたのだ────】

……───今更、分かったよ。

誰かに命を懸けて救われて、残された者の気持ちが。
そうだよな。今日初めて会った、"敵"であるはずのお前でさえ、こうだもんな。

命を懸けて皆を救おうとしてた俺はは、本当にバカだったんだ。

【きっと、少女はこんな事を伝えたいから死んだわけではない】
【でも自分は、少女のおかげで其れを知れた】

…………こんな事、お前は望んじゃないないと思う。
けど……勝手に誓わせてもらう。

──今日という日で止まってしまったお前の分まで、俺は"明日"へ進む。

【近くに落ちていた少女の剣を拾って、彼は宣言する】
【ただの自己満足だって事は、分かりきってる】
【でも──死者になってしまった少女に、生者である自分が出来る事は、これくらいしかない】

……俺はお前の為にも、皆の為にも、そして俺の為に、絶対生き続ける。

だから────じゃあな。

【そして、少女に"永遠の別れ"を告げる挨拶をすると──彼は何処かへと、歩いていく】

【────"明日"へ向かうために、一歩一歩確実に】


//レスが遅いとかそんなレベルじゃなかった。
//お疲れさまでした。ありがとうございました。そしてごめんなさい。




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