過去ログ - 【舞台は世界、出演者は君達】能力者スレ【さあ、始めようグランギニョルを】
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967
:
名無しのパー速民
[saga]
2011/02/23(水) 15:33:12.02 ID:q09M+XN20
>>966
…………、……
【現れた少女――『対機関連合』リーダー、天ヶ谷 双葉の妹にして……】
【……元≪R.I.P.≫突撃隊≪四刃≫のひとり、『虚夢の穿光』】
【そして、かつて――レイドの友人であり、もしかすると親友とすら呼べる間柄にあった、少女】
【……天ヶ谷 昴】
【昴は、ドアのすぐ前で立ち尽くし、ゆっくりと部屋を見回す】
【数名ほど知らない顔も見える――薄紫色の髪を蓄えた少女と、ベッドに伏す獣人】
【“あの日”、自らを守ろうと病院に集結してくれた、アストラ、ダハル】
【……一瞬、あまりの変貌に誰か戸惑ったが、間違うはずもない……数ヶ月越しの再会、ジェム】
【…………――――】
……――ッ、――――
【…………レイド=E=ヴェイス】
【あまりにも、変わり果ててしまったその姿――目の傷、異形の腕】
【昴も思わず左手を口元に当て、「ぁ、……」と小さく零す】
【……こんな姿に追いやったのは、自分なのかもしれない】
【その自責の念が昴を駆り立て、今にも病室から目を、身体ごと背けたくなる気持ちになる】
【だが、逃げてはいけない。もともと、決意して、覚悟してこの病室に赴くと決めた】
【だからこそ昴は、重々しくも、再び一歩と二歩と刻み、レイドへと歩み寄ってゆく】
……レイド、……
【すぐ傍まで歩み寄って、名を呼ぶ】
【……何を話せばいいのか、分からない。思考が、追いつかない】
【しかし、思考より優先されて、胸の奥から押し上げられてくるものがあった】
…………レイ、っ……ド……、……
【――じわりと、アクア・マリンが滲む】
【自然と声に嗚咽が混じり、どうしようもなく、コントロールなど出来ず】
……っ、く……ぁ、……う、ぁっ……!
【気付けば、昴は。ベッドに上体を起こしたままのレイドを】
【その異形の腕ごと、抱きしめようと両手を伸ばしていた】
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