過去ログ - 【舞台は世界、出演者は君達】能力者スレ【さあ、始めようグランギニョルを】
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969:名無しのパー速民[saga]
2011/02/23(水) 16:04:45.61 ID:q09M+XN20
>>968

っ、う、ぅぅ……く、…っふ、ぅ、……うう、っ……!

【一方昴は、必死で涙を堪えながら】
【ただ、抱きしめた温かさを噛み締めていた】
【異形の――触手と化した腕の感触は、あるいは気持ちが悪いものかもしれない】
【だが、そんなことは関係なかった。昴は、ただそこに居る「レイド」を見ていたのだから】

……なっ、ん、で……

【しかし、紡がれるレイドの嗚咽交じりの謝罪が耳に届けば】
【昴は微かに身を離して、ぐい、と目元に溜まった涙を拭い】

……なんでっ、レイドが……
あやま、なきゃ……いけない、のはっ、……私、なのに……っ!
ごめ、れいどっ、……ごめん、ね……ごめんね……、……

【……レイドの好意を裏切り。銃口を向け。殺意を翳し、家を壊し】
【あまつさえ、忘れ、自らのために集った友人を危険に晒し】
【挙句の果て、心を書き換えられ、一時は敵と成り下がり――】
【――長かった。どうしても、どうしても拭いきれないものがあった】
【謝罪。それだけで赦されないことはよくわかっている。だからこそ、背負っていく――】

【……しばらくして、落ち着いたのか。昴は、ようやくレイドを解放しようとして】

……アストラ、さん……ダハル、…………ジェム、ちゃん……

【其方に振り向き、潤んだ瞳を投げかけるだろう】

……いっぱい、迷惑かけて……、……本当に、ごめんなさい……レイドも、……
ありがとう、……ほんと、に……

……ただいま、……

【そう言って、緩やかに、にこりと。レイドたちと昴が、始めて図書館で出会った日のように、笑った】


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