過去ログ - 【恋の三角関数】スズカの好きな唇はそっち?こっち?それとも…【愛美と雪の板挟み】
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25:スズカ♂ ◆ZOIS.I0.aM[sage]
2011/03/17(木) 23:14:06.48 ID:NB3Gf5HUo
私が首をめぐらせて背後に目をやると、両肩を揉んでくれている雪も立っている位置を少し変え、目が合った。

「いいの…?」

雪「な、なんでそんなに驚いてんだよ」

私が振り返ると、雪は手を引っ込めた。
雪と向き合って、私はもう一度だけ確認する。

「本当に手伝ってくれるの…?」

雪「あ、当たり前じゃん。最初からそのつもりだったし」

「そうだったの!?
 わあ…。ありがとう、雪!」

雪「か、顔…近づけすぎ」

確認してみると、私たちの距離は近すぎる。
雪と向き合った地点から二、三歩、私は気づかぬ内に詰め寄っていたらしい。
とりあえず一歩だけ下がると、雪は笑った。

雪「…行くか!」

買い物は主婦などに押され押されの惨敗で終わった。
目当てのパン類は売り切れていたし、飲み物も甘ったるいジュースしか残っていなかった。
菓子類を籠に入れてきた雪がいなければ、私は絶望するだけで終わっていたことだろう。
レジで会計を済ませ、お釣りを募金箱に入れると雪に頭をなでられた。

「助かったあ…。雪、本当にありがとうね」

雪「いいってことよ!
  食べ歩きして帰ろうぜ」

私と雪は甘辛い菓子を頬張りながら、談笑した。
私の自転車は雪が押して歩いてくれた。


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