過去ログ - 【恋の三角関数】スズカの好きな唇はそっち?こっち?それとも…【愛美と雪の板挟み】
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30:スズカ♂ ◆ZOIS.I0.aM[sage]
2011/03/17(木) 23:48:27.74 ID:NB3Gf5HUo
雪「皆の家は平気だったのか?」

宮井「なんとも」

「いろいろ割れてたけど、なんとか無事かな」

愛美「帰宅した日は酷かった。
   割れた硝子が飛散して…足の踏み場もない」

雪「大変だったな。山田の家は?」

山田「え…。あ…うん」

そう曖昧な返事をする山田さんは、何かに怯えているように見えた。
心配して肩を擦ると、「きゃっ」と小さな悲鳴を上げた。

「ご、ごめん!」

山田「スズカー…。脅かさないでよお」

いつもの猫パンチも力が入っていない気がする。

雪「山田。どうしたんだ?
  なんか変だぞ?」

山田「…いや。へ、平気だから!」

愛美「何かあったの?」

宮井「顔色悪いぞ?」

山田「や、別に…。余震の心配してるだけで、何も?」

雪「なあ、山田。それが原因だろ…?」

宮井「あ、そっかあ!山田、余震が怖いんだ?」

山田「ち、ちがう!
   余震は怖いけど…ちがうの!」

愛美「…怖いって言ったね」

「うん。言ったね」

結局、山田さんが折れることはなかった。
帰り際に「余震が怖くて眠れないよー」と山田さんに話し掛けると、

山田「だよね!」

頑なに否定していた事実をあっさり認めた。
しかし、本人は認めたことを自覚していないようだ。
少し地震の怖さについて話すと、にっこり笑って「ばいばい」と手を振ってきた。



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