過去ログ - 【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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418:さや ◆0j8YIq7DEniB[sage]
2015/08/07(金) 00:53:25.26 ID:Fwa9N1rHo


校内を歩いていると、離れた所にしょうちゃんの姿を見かけた。
女の子と連れ添って歩いている。おそらく私の知らない子だ。

その姿が見えたのも束の間、すぐに建物で遮られてこちらからは見えなくなってしまった。

元気そうでよかった、なんてどの立場から思っているのか、ともかく数日振りに彼の姿を見れたことが少し嬉しかった。

それと同時に、沸沸と心の内から感情が込み上げてくる。


きっと、ああして彼の隣を歩ける人は他にもいる。
特別な誰かでなければいけないなんてことはないのだ。

別にさっきの子に嫉妬しているわけじゃない。
ただ一緒に歩いていただけだ。

だけど、私じゃなくてもいいと思えてしまった。
認めたくはなかったのに、何度も否定したその考えをこんなにも簡単に受け入れてしまった。

そばにいて傷つける私が、傷つけないようにするには、なんて考えていた。
簡単に出てくる答え以外の方法を考えていたのに。
その答えがこうも噛み合ってしまうと、それ以上はもう考えられなくなってしまった。

…何を今さら、直接言われたことなのに、ただ目を背けていたに過ぎないのだ。

私じゃなくてもいいんじゃない。
私がいてはだめなんだ。


特別な誰かでなくてもいいのは、彼だけではなくて私もそうなのだろう。

私にはもっとふさわしい人がいる、と彼は言った。
そんな言葉を受け入れたわけじゃない。
彼以上の人がいるなんて到底思えない。

けれど、それなりの人はいるのかもしれない。
例えば、私が隣にいても傷つかない人だろうか。
はるか上のハイスペック超人だろうか。

なんだっていい。
いなくたっていい。

ふさわしいとか、釣り合いとか、そんなことを求めていたわけじゃない。

ただ、お互いを特別に思って、そのことに幸せを感じていたかった。

何よりも特別な彼がそう思えないのなら、私はいなくてもいい。


込み上げてきた思いは吐き出す行き場もないまま、どす黒い胸の奥へと消えていった。





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