30:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:10:27.79 ID:oVMLduBOo
吉谷のために焼きそばを買って、広場に向かって二人で歩いていると、ヒロコが話し始めた。
ヒロコ「あたしね、お祭りって嫌いだったの」
俺「どうして?」
ヒロコは一口とうもろこしに噛み付いたあと、続ける。
31:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:11:26.23 ID:oVMLduBOo
ヒロコ「変だよね。……ごめん」
しばらく考えて、優しく答えた。
俺「ううん、なんか分かる気がする。謝ることないよ」
ヒロコ「そう言ってくれると思ったけど」
32:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:12:48.65 ID:oVMLduBOo
しばらくして広場にたどり着くと、
ヒロコは「焼きそば!」と声をあげ吉谷のもとへ走っていった。
広場には、先ほどより随分人が集まってきていた。
「夏祭りフェス」の始まりが迫っていたのだ。
33:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:13:25.48 ID:oVMLduBOo
広場のベンチに腰掛け、三人で駄弁って物を食べていると、
「夏祭りフェス」が始まった。
「みなさん、今年も始まりました!」
意気揚々と司会のお兄さんが口火を切り、広場内に拍手が巻き起こった。
34:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:23:37.21 ID:oVMLduBOo
しばらくすると、勉強を終えてバスでこちらに来たクラスメイトたちが、
続々と広場内に姿を現した。
武智と元気が寄ってきて、「かなり盛り上がってるじゃねえか!」と話しかけてきた。
委員長と渚も近づいてきて、ヒロコの浴衣の乱れを直していた。
35:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:24:23.22 ID:oVMLduBOo
武智「あとどれくらいでお前たちの出番?」
吉谷がプログラムらしき紙を見て、「次の次……だな」と言った。
それを聞いて、緊張がピークに達した。
胸の鼓動は破裂しそうなほどに音を立て、手が小刻みに震える。
36:名無しのパー速民[sage]
2016/12/31(土) 23:26:25.46 ID:7K2vpj9to
追いついたけどなかなか読ませるね
遠い遠い夏の世界を垣間見てる気分
37:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:28:11.38 ID:oVMLduBOo
ヒロコ「ね、いい感じ?」
立ち上がって、両手を広げて浴衣を見せてきた。
近くにいた渚が「可愛いよ」と言った。
ヒロコは満足そうに「ありがとう」とお礼を言うと、
38:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:46:06.14 ID:oVMLduBOo
ヒロコ「だって、こんな素敵なステージでライブができるんだもん」
ヒロコ「ずっとずっと思ってた夢だから、嬉しい」
ヒロコ「だからさ、今日は三人で、夢を叶えよう」
ヒロコはそう言うと、少しもったいぶるように笑顔を見せた。
39:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:50:10.61 ID:oVMLduBOo
委員長「うわ、どうしたの」
武智「気合が入ったかwwww」
吉谷がここまで感情を表に出すのは珍しいので、周りにいた人も驚いた。
吉谷「そうだよな! 思いっきりやって、夢を叶えよう!」
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