34:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:23:37.21 ID:oVMLduBOo
しばらくすると、勉強を終えてバスでこちらに来たクラスメイトたちが、
続々と広場内に姿を現した。
武智と元気が寄ってきて、「かなり盛り上がってるじゃねえか!」と話しかけてきた。
委員長と渚も近づいてきて、ヒロコの浴衣の乱れを直していた。
35:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:24:23.22 ID:oVMLduBOo
武智「あとどれくらいでお前たちの出番?」
吉谷がプログラムらしき紙を見て、「次の次……だな」と言った。
それを聞いて、緊張がピークに達した。
胸の鼓動は破裂しそうなほどに音を立て、手が小刻みに震える。
36:名無しのパー速民[sage]
2016/12/31(土) 23:26:25.46 ID:7K2vpj9to
追いついたけどなかなか読ませるね
遠い遠い夏の世界を垣間見てる気分
37:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:28:11.38 ID:oVMLduBOo
ヒロコ「ね、いい感じ?」
立ち上がって、両手を広げて浴衣を見せてきた。
近くにいた渚が「可愛いよ」と言った。
ヒロコは満足そうに「ありがとう」とお礼を言うと、
38:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:46:06.14 ID:oVMLduBOo
ヒロコ「だって、こんな素敵なステージでライブができるんだもん」
ヒロコ「ずっとずっと思ってた夢だから、嬉しい」
ヒロコ「だからさ、今日は三人で、夢を叶えよう」
ヒロコはそう言うと、少しもったいぶるように笑顔を見せた。
39:1 ◆od.mCbJyhw
2016/12/31(土) 23:50:10.61 ID:oVMLduBOo
委員長「うわ、どうしたの」
武智「気合が入ったかwwww」
吉谷がここまで感情を表に出すのは珍しいので、周りにいた人も驚いた。
吉谷「そうだよな! 思いっきりやって、夢を叶えよう!」
40:1 ◆od.mCbJyhw
2017/01/01(日) 00:07:47.04 ID:GsaCylkfo
元気「気合入ったねぇww」
武智「なんだか青春って感じだな」
大声で叫んだら気持ちのモヤモヤが吹っ飛んで、少し落ち着いた。
41:1 ◆od.mCbJyhw
2017/01/01(日) 00:12:44.16 ID:GsaCylkfo
スタッフ「それでは、今ステージに上がっている人たちが終わったら、皆さんの出番ですので」
ドクン、ドクン、と鼓動の音が何度も響いた。
来る。もうすぐ出番が来る。
吉谷「大丈夫。土台は俺が固める。二人は好きにやれ」
42:1 ◆od.mCbJyhw
2017/01/01(日) 00:13:53.71 ID:GsaCylkfo
前の人たちの出番が終わり、司会の男性が、俺たちの名を呼んだ。
「それでは次は…バンドですね!『THE SUMMER HEARTS』の皆さんです!」
ステージに上がる直前、ヒロコが俺の肩を叩いた。
ヒロコ「一緒に歌おうね」
43:1 ◆od.mCbJyhw
2017/01/01(日) 00:15:53.37 ID:GsaCylkfo
ステージに上がると、ヒロコと吉谷は楽器のセッティングを始めた。
俺も、二本用意されたマイクの確認を行う。
ステージ上から広場を見下ろすと、思っていた以上に多くの観客がいることに気付いた。
何人もの人の目が、自分たちに向けられていることが不思議だった。
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